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2016/07/01英離脱派で内紛、混沌の新首相選び

EU離脱を選択したイギリスの次期首相を決める与党・保守党の党首選の立候補が30日締め切られました。国民投票で離脱派のリーダーを担い、次期首相に最有力視されていたボリス・ジョンソン前ロンドン市長が突然、不出馬を表明。ジョンソン氏は、国民投票後に従来の主張と矛盾する発言をしたことなどから、批判が強まっていました。

保守党の党首選には、残留派のメイ内相とクラブ雇用・年金相、そして離脱派のゴーブ司法相、フォックス元国防相、レッドソムエネルギー担当閣外相の計5人が立候補しました。メイ内相とゴーブ司法相が有力とみられますが、どこまで支持を伸ばせるか不透明。混沌としています。

新首相となる保守党の党首は9月9日までに選ばれ、その後、EUに離脱を正式に通知する見通しです。

Financial Timesは、保守党の離脱派の中で内紛が起き、ジョンソン氏が不出馬を決めたと詳しく報じました。国民投票でジョンソン氏と並んで離脱キャンペーンを主導したマイケル・ゴーブ司法相が「ジョンソン氏は指導力に欠ける」と批判したとしています。ジョンソン氏が最大の支持者を失ったと解説しました。

The Guardianは、EU離脱派の顔だったジョンソン氏が不出馬を発表したことは予想外だったと伝えました。ジョンソン氏が出馬演説の準備に時間をかけていただけに、ジョンソン氏の支持者はショックを受けたとしています。

The Washington Postは、ジョンソン氏が事実上不出馬を強いられたことで、イギリスの新首相選びは混沌とした状況になったとトップ級で報じました。ゴーブ司法相は最後の最後に考えを変え、ジョンソン氏を支持せず、自ら立候補することを決めたようだとしています。

 [June 30, 2016] No 0223006

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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