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2016/06/07FRB議長、「数カ月内」削除

FRBのイエレン議長は6日午後、ペンシルバニア州フィラデルフィアで開かれたイベントで講演、早期利上げ路線を微調整しました。

イエレン議長はこの中で、前向きな国内景気の勢いがマイナス要因を上回っているとの認識を示しました。労働市場全体は非常に前向きに推移しているが、5月の雇用統計が悪化したことは失望したと述べました。

金融政策については、ゆるやかな利上げを想定しているとしながらも、時期は特定しませんでした。5月下旬のハーバード大学での講演では、「今後数カ月内の利上げが適切だ」としていました。

The New York Timesは、イエレン議長が追加利上げの計画を再考することを示唆したと報じました。6日の演説で最も重要なことは、弱い雇用統計を受け「数カ月内の利上げ」という表現を講演原稿から削除したことだと解説しました。

Financial Timesは、雇用統計に失望、EU離脱の是非を問うイギリスの国民投票を含め先行きに不透明感が強いことから、今月の利上げを見送ることをイエレン議長が示唆したと伝えました。

The Wall Street Journalは、利上げを決める上で重視する経済見通しに関し、弱い雇用統計により大きな疑問が生まれたとの見方をイエレン議長が示したと伝えました。ゆるやかな利上げが適切であると依然として信じているが、利上げ時期については明言を避けたとしています。

一方、セントルイス地区連銀のブラード総裁は、The Wall Street Journalに対し、6月利上げの可能性は非常に低いと述べました。また、アトランタ地区連銀のロックハート総裁は6日、Bloombergのインタビューの中で、利上げ検討は7月まで待つ必要があるとの考えを示しました。

[June 03, 2016] No 0222988

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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