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2016/06/03OPEC総会、合意なし

注目されたOPEC総会は決裂しました。

中東など13の産油国で構成されるOPECが2日、オーストリアのウィーンにある本部で総会を開きました。生産枠をめぐる政策の変更で合意に至りませんでした。サウジアラビアが主導する形で、加盟国全体の生産目標の復活を目指しましたが、増産を急ぐイランが強く反対しました。

Reutersは、市場への大量供給に難色を示すサウジアラビアに対し、イランが大幅増産の権利を主張するという対立構造があらためて浮き彫りになったと伝えました。

The Wall Street Journalは、新たな合意がないままOPEC総会が閉会したと報じました。冬に安値をつけた原油価格がここ2、3カ月で約80%上昇したことで、新たな行動をとる圧力が後退したと参加した石油相らが話しているとしています。

Financial Timesは、OPEC総会が生産上限の設定の合意に失敗したことで、原油価格が下落したと伝えました。(NY原油相場は終盤、上昇に転じ取引を終えました)参加者の一人が、生産上限の話し合いがないまま閉会したとコメントしたとしています。

The New York Timesは、最近の原油価格の上昇を受けてOPEC総会が生産水準を変更しないことを決めたが、マーケットは協調できなかったと受けとめたと報じました。また、生産コストが低いサウジアラビアが2014年以降に原油価格を市場に委ねる政策をとり、高コストの生産国の生産を抑えることを狙ったが、戦略の効果があったとしています。

[June 02, 2016] No 0222987

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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