2分でわかるアメリカ

2016/05/28注目のFRB議長講演、それでどうなる

注目を集めたFRBのイエレン議長の講演。今後数カ月で利上げすべきとの認識を示しました。

イエレン議長は27日午後、マサーチューセッツ州のハーバート大学で講演し、経済成長が上向いていると指摘しました。そして、質疑応答の中で、成長と雇用市場の改善が続けば、今後数カ月(In the coming months)に利上げすることが適切になるだろうと述べました。また議長は、利上げは緩やかにすべきだと語りました。

Reutersは、イエレン議長の発言を受け、アメリカの短期金利先物が下落したと伝えました。早ければ6月にも利上げを決めるとの観測が高まったことを示しているとしています。

The Wall Street Journalは、年内に2回もしくは3回、早ければ6月にも利上げするという複数のFOMCメンバーによる最近の発言に呼応する形で、イエレン議長が今後数カ月の利上げが適切になると述べたと報じました。

Financial Timesは、イエレン議長が夏の利上げを示唆したと伝えました。イエレン議長が公の場で発言したのは3月29日以来だとしています。

CNBCは、FOMCが6月14日と15日に開かれるが、CMEによると6月利上げの確率が発言前の28%から34%に上昇したと報じました。また、7月利上げの確率は57%から62%に上がったとしています。マーケット・ウォッチャーの一人は、「イエレン議長の発言は、必ずしも6月利上げを意味したものではない」とコメントしたと伝えました。


 
米国時間30日月曜日は「メモリアルデー」のため連邦祝日。お休みとし、31日に再開します。

[May 27, 2016] No 0222984

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2019.02.22 更新景気不透明感で金買いvs米中期待でパラジウム買い金(ゴールド)相場が上昇基調にあります。去年8月を底に約14%上昇しました。FRBが前日に発表した会合(FOMC)議事録が期待ほどハト派ではなかった影響で、21…
  • 2019.02.21 更新注目されたFOMC議事録、こう読むFRBが20日、1月29日と30日に開催した金融政策を決める会合(FOMC)の議事録を公表しました。会合後にパウエル議長がタカ派からハト派に転じたことなどで、ウ…
  • 2019.02.20 更新「核放棄しない」北朝鮮とトランプの交渉力アメリカの首都ワシントンで米中の貿易をめぐる次官級協議が19日再開しました。21日からは閣僚級交渉が2日間の日程で予定されています。今週は米中協議がワシントンの…
  • 2019.02.16 更新米中協議は進展、それとも不調?アメリカと中国が北京で開いた貿易をめぐる閣僚級協議が15日、2日間の日程を終えました。両政府は来週、ワシントンで6回目(今年3回目)となる閣僚級協議を行う予定で…
  • 2019.02.15 更新実は弱かった米年末商戦、9年ぶりの大幅減アメリカ商務省が14日発表した2018年12月の小売売上高は季節調整済みで前月比1.2%の減少でした。コンセンサス予想は0.1%増でしたので、それを下回り予想外…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ