2分でわかるアメリカ

2016/05/2750ドルまで上昇、どうなる原油

ニューヨーク原油相場が26日、一時節目の1バレル=50ドルに上昇しました。

アメリカの原油在庫が減少したことで、過剰な供給が和らいでいるとの見方が広がったことが背景です。50ドル台に上昇したのは去年10月以来、約7カ月半ぶりのことです。

原油相場は今年2月に26ドル台まで下落。その後、持ち直しました。

ロンドンの北海ブレント先物も26日、6カ月半ぶりに50ドルに乗せました。

The Wall Street Journalは、原油相場が50ドルに上昇したことで、供給が再び増えるのではないかとの懸念が広がったと報じました。50ドルは心理的な大きな節目とみられていたとしています。アナリストは、供給の抑制は一時的なもので、すぐに供給が増えると予想していると伝えました。

Financial Timesは、カナダの山火事で1日あたり100万バレルの生産が減少、さらにナイジェリアの紛争の影響で石油生産に打撃を受けていて、世界的な原油在庫が減少傾向にあると伝えました。一方で、インド、中国、ロシアの石油需要が増加、原油相場を押し上げているとしています、50ドルを上回る原油相場が続いた場合、供給が増やされることが予想され、相場の上値を抑える可能性があるとしています。

The New York Timesは、アメリカで夏のはじまりとされる「メモリアルデー」の週末を控え、原油価格が50ドルに乗せたと報じました。ただ、アメリカ国内のガソリン価格はまだ過去11年で最安値にあるとしています。原油とガソリン価格を予想することはいつも難しく、需給の傾向に連続性がないと伝えました。
 
 [May 26, 2016] No 0222983

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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