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2016/05/25トルコ、シムシェキ副首相が留任

トルコのユルドゥルム次期首相が24日、新内閣の名簿を発表しました。

経済担当のシムシェキ副首相のほか、外相、内相、法相ら主要閣僚が留任しました。従来の路線が継続されることを示しています。エルドアン大統領の娘婿、アルバイラク・エネルギー相も留任しました。

ただ、エルドアン大統領の方針に反対し、事実上更迭されたダウトオール首相に近い閣僚らは退任することになりました。

留任が決まったシムシェキ副首相はアメリカの投資銀行出身。トルコ政府内で、唯一の「マーケットの理解者」とされています。退任観測が浮上していたため、留任の速報でイスタンブールの株式相場が上昇、トルコリラ相場が急上昇しました。

The Wall Street Journalは、中央銀行の独立性の重要性を主張していたシムシェキ副首相の退任への不安が広がっていたが、結局残ったと報じました。ユルドゥルム副首相は新内閣の優先事項は、大統領の権限を許可するための憲法改正だと強調したとしています。

Financial Timesは、与党・公正発展党(AKP)が議席を増やすことを目的に再選挙が実施される可能性があるとの見方を伝えました。

ところで、トルコの中央銀行が24日開いた金融政策委員会で、3つの政策金利の中で最も高水準の翌日物貸出金利を0.50%引き下げ、9.50%にすることを決めました。翌日物借入金利は7.25%、主要な1週間物レポ金利を7.50%で据え置きました。予想通りでした。

Market Watchは、シムシェキ副首相が残留したことでマーケットの反応を抑える結果になり、中央銀行は短期的な利下げ余地を探ることができたとする地元銀行のエコノミストの見方を紹介しました。
 


 [May 24, 2016] No 0222981

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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