2分でわかるアメリカ

2016/05/05米雇用の伸び鈍化

堅調に推移していたアメリカの雇用に鈍化の兆しが出ています。

企業向けの給与サービスなどを提供しているオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティックスが4日発表した全米雇用報告は、民間部門の雇用者数が15万6000人となり、2013年4月以来の小幅増にとどまりました。予想(19万3000〜6000人)を大幅に下回りました。

3月の統計については、20万人増から19万4000人増に下方修正されました。

The Wall Street Journalは、世界経済の減速懸念が多くのアメリカ企業に影響し始めたことを全米雇用報告が示したと報じました。イースター休暇が通常より早かったこと、通信大手ベライゾンの労働者4万人がストライキをしたことなどが影響した可能性があるとの専門家の見方を紹介しました。

CNBCは、雇用の鈍化は幅広い業種に及んでいるが、特に中規模企業の雇用の伸びの鈍化が著しいと伝えました。小規模企業は堅調だったとしています。

USA Todayは、労働省の雇用統計が6日金曜日に発表されるが、ADPの全米雇用報告と開きがあることが少なくないと解説しました。ただ、トレンドでは一致しているとしています。GDPの約70%を占める個人消費も鈍化していると伝えました。


[May 04, 2016] No 0222967

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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