2分でわかるアメリカ

2016/04/15低インフレとFRBのジレンマ

アメリカ労働省が14日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、前月比で0.1%上昇しました。予想の0.2%上昇を下回りました。

前年同月比では0.9%上昇。これも予想(1.1%上昇)に届きませんでした。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアCPIは前月比0.1%上昇と、去年8月以来の小幅な伸びでした。

USA Todayは、エネルギー価格が上昇したが、食品価格が下がり相殺したと解説しました。

Reutersは、FRBが年内の利上げを慎重に進める姿勢を堅持しそうだと伝えました。雇用が強いが、第1四半期のアメリカ経済の弱含みを勘案すると、FRBが9月より前に再利上げに踏み切ることがないとみられるとしています。

The Wall Street Journalは、アメリカ経済のインフレ圧力が弱いことがわかったとした上で、インフレがFRB目標の2%に確実に向かうことが確認されるまで、利上げが延期される可能性があるとのエコノミストのコメントを紹介しました。

Financial Timesは、洋服の価格と医療費の伸びが鈍化し3月のCPIが弱かったと報じました。FRBにジレンマがあり、いつ追加利上げに踏み切るのか不透明になったとしています。



[April 14, 2016] No 0222953

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

  • 2018.06.23 更新OPEC増産、予想より小さかった※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちら(マイページへログイン)石油輸出国機構(OPEC)は22日、オーストリアのウィーン本…
  • 2018.06.22 更新方向分かれる欧州の中銀※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちら(マイページへログイン)イギリスの中央銀行にあたるイングランド銀行は、21日の金融政…
  • 2018.06.21 更新FRB議長、利上げ継続に強い根拠※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちら(マイページへログイン)FRBのパウエル議長は20日、ポルトガルのシントラで開かれて…
  • 2018.06.20 更新米中「貿易戦争」と経済リスク※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちら(マイページへログイン)アメリカと中国が「貿易戦争」に突入する可能性が高まり、世界経…
  • 2018.06.19 更新非難殺到の「不寛容政策」※今週の相場がまるわかり『Weekly投資戦略ガイド』(18日更新)はこちらアメリカのトランプ政権の「不寛容政策(zero tolerance policy)」…

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを知る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ