2分でわかるアメリカ

2016/04/14予想外のマイナス、消費に慎重

アメリカ商務省が13日公表した今年3月の小売売上高は前月比で0.3%減少と、予想外のマイナスになりました。横ばい-0.1%増が予想でした。

自動車が2.1%減少、約1年ぶりの大幅な落ち込みを記録しました。去年は記録的な売り上げになりましたが、購入の動きが鈍化しました。

自動車、ガソリン、建材、食品を除くコア売上高は0.1%増、こちらも予想の0.3%増を下回りました。

Reutersは、経済成長の勢いが第1四半期に弱まったことを改めて裏付けたと伝えました。

The Wall Street Journalは、消費者が自動車購入を減らした影響で3月の小売売上高がマイナスとなったとした上で、賃金の伸びの鈍化と海外経済の問題を受け消費者が慎重になっていることを示したと報じました。FRBが経済成長を探る上で消費動向を注視しているとしています。

USA Todayは、雇用が伸び、ガソリン価格が低下したにもかかわらず、アメリカの消費者はエコノミストが考えているより一段と慎重になっていると伝えました。経済成長が消費者の動向に左右される傾向が強まっているとしています。

CNBCは、3月の小売売上高はガッカリする内容だったが、アパレル業界はやや楽観的だと報じました。クレディ・スイスが調査会社の協力を得て2000人を対象にした調査では、今年は下着に次いで洋服をもっと購入すると答えた人が多かったとしています。



 [April 13, 2016] No 0222952

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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