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2016/04/12ECBめぐる緊張、ヘリコプターマネーも影響

ECBの金融政策に対するドイツの反発が非常に強まっています。ドイツのショイブレ財務相はECBに批判的なことで知られますが、最近は公の場で批判を展開することが多くなりました。

ECBは来週20日と21日に理事会を開きますが、ドイツとの対立は収まる気配がなく、討論に影響する可能性が指摘されています。

Reutersは、ECBが消費喚起や物価の押し上げを狙って市民に直接お金を配る「ヘリコプターマネー」構想をめぐる議論が台頭する中、ドイツがECBの金融政策に対する批判を強めていると伝えました。ドイツでは低金利政策の影響で不動産価格が上昇するなどの動きが出ており、ヘリコプターマネーを導入すれば超低金利政策を過剰に運用することになりかねないとの見方が出ているとしています。

The Wall Street Journalは、ドイツとECBが下品な言い争いをしていると報じました。ドイツはECBに批判的だが、特にショイブレ財務相は批判を強めているとしています。財務相は、ECBが金融緩和政策を停止するよう政府に求めていると伝えました。

Financial Timesは、ドイツの政治リーダーのECBの緩和政策に対する反発が強まり、(ドイツ政府がある)ベルリンと(ECB本部がある)フランクフルトの緊張が高まったと報じました。ドイツでは、ECBの政策を批判する右翼系政党AfDが躍進しているとしています。

11日のドイツの債券市場では、ドイツ10年債利回りが1年ぶりの水準に低下しました。ECBの資産買い入れなどが影響しました。



 [April 11, 2016] No 0222950

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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