2分でわかるアメリカ

2016/04/09FRB幹部、景気不安和らげる

FRBの現役と元議長の4人が勢ぞろいしました。異例のことです。

イエレン議長は7日夜、歴代の議長であるバーナンキ氏、ボルカー氏とともに、ニューヨークで開催されたイベントに参加しました。グリーンスパン氏もビデオ中継で参加しました。この中で、イエレン議長は、世界経済が減速しているが、アメリカ経済は堅調だとの認識を示し、追加利上げは緩やかに進めることが適当であると述べました。

The New York Timesは、イエレン議長が、アメリカ経済は堅調で、バブルではないとの認識を示し、3人の歴代議長も同意したと伝えました。

The Wall Street Journalは、新旧4人のFRB議長の発言が、アメリカ経済の信頼感を与えることに寄与したと報じました。イエレン議長は、3人の歴代議長とともに、景気後退への不安を和らげたとしています。別の記事で、ダドリー総裁が、緩やかな利上げを望んでいることを表明したことも手伝って、原油価格が上昇したと伝えました。

ニューヨーク地区連銀のダドリー総裁は8日、コネチカット州で講演、「年初からの下振れリスクは後退しているが、依然としてインフレ、成長見通しに対するリスクバランスはやや下向きだ」とした上で、FRBは慎重かつ緩やかに利上げを進める必要があるとの見方を示しました。

CNBCは、イエレン議長が、アメリカ経済にバブルの傾向がなく、雇用が堅調だとコメントしたのに続き、ダドリー総裁が利上げを慎重に緩やかに進めることが必要との認識を示したと報じました。



[April 08, 2016] No 0222949

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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