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2016/04/08ヘッジファンドと激突、鈴木会長が退任へ

セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼CEOが7日、グループ経営から退く意向を示しました。7日午前の取締役会で鈴木会長が主導した人事案が否決された責任を取った形です。

欧米のメディアは、アメリカのヘッジファンド、サード・ポイント(Third Point)を率いるダニエル・ローブ氏との争いに鈴木会長が敗れたと詳しく伝えました。

The Wall Street Journalは、7日の取締役会で、不採算のイトーヨーカドーを縮小し、成長が見込めるコンビニエンス・ストアを世界展開すべきだとした上で、セブンイレブン・ジャパンの井坂社長が鈴木会長の後任にふさわしいと主張、井坂氏を交代させる人事案を示した鈴木氏と激しく対立したと報じました。鈴木氏とローブ氏の対立は、日本の企業統治の幅広い変化を反映したものだと解説しました。

The New York Timesは、経営方針と人事をめぐる衝突により、自分の息子を後任にすることを狙っていた鈴木会長の縁故主義への批判が表面化する結果になったと伝えました。ヘッジファンドを率いるビリオネアのダニエル・ローブ氏が去年、セブン&アイの株式を購入し、経営と戦略の修正を求めたことがきっかけとなって、異例の衝突になったとしています。

Financial Timesは、企業統治の強化と株主の利益重視を安倍首相が主導する中、鈴木会長が退任を決めたことは、日本企業を狙った「物言う株主」の大勝利だと報じました。



 [April 07, 2016] No 0222948

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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