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2014/07/01ブルガリア銀の取り付け騒ぎ

ブルガリアの大手銀行で週末から取り付け騒ぎが起きています。国内3位のファースト・インベストメント・バンクと4位のコーポレート・コマーシャル・バンクの2行で、疑わしい取引に関与しているとの報道や噂をきっかけに、預金を引き出す人の長い行列が出来ています。

ブルガリアのプレブネリエフ大統領は29日に緊急会見し、「パニックに陥る必要はない。銀行危機は起きていない。信用危機であり、犯罪行為が起きている」と国民に呼びかけました。取り付け騒ぎを受けてブルガリア政府は緊急融資をEUに要請、EUは33億レヴァ(約2300億円)の緊急信用枠を承認しました。

Financial Timesは、EUが信用枠を設定したことなどで、ブルガリアの信用危機はやや落ち着いたと報じました。ファースト・インベストメント・バンクが崩壊寸前だとの風評を流布した容疑者6人が週末に逮捕されたとしています。

The Wall Street Journalは、ブルガリアの取り付け騒ぎについてアナリストは冷静に見ていると報じました。ただ、信用危機が突然起こったことは、東ヨーロッパの不安定な政局が背景だとしています。The Wall Street Journalは別の記事の中で、ブルガリアは一人当たりのGDPでEU内最貧国、市民の間で公務員の汚職に対する不満が広がり、政治の混乱が続いていると伝えました。

Bloombergは、ユーロ導入を目指すブルガリアのプレブネリエフ大統領が通貨レヴァとユーロのペッグ制度を維持すると表明したと報じました。大統領はまた、8月6日に議会を解散、10月5日に選挙を実施する方針を明らかにしたとしています。
 
 
[June 30, 2014]  No 0222509

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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