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2019/02/234800億円失った「投資の神様」の会社

「オマハの賢人」「伝説の投資家」「投資の神様」。人は、アメリカ・ネブラスカ州に住む88歳の投資家をこう呼びます。ウォーレン・バフェット氏を知らないアメリカ人はいません。個人資産は世界第3位。長期バリュー投資で巨額の富を築いたバフェット氏は「成功者」の代名詞になっています。

22日のニューヨーク株式マーケットで、バフェット氏が会長兼CEOをつとめるバークシャー・ハザウェイが株式を大量に保有する食品大手クラフト・ハインツの株価が急落しました。

クラフト・ハインツが21日夕方発表した2018年10-12月の決算が予想を下回りました。会計処理に関し証券取引委員会の調査を受けていることを明らかにしました。さらに、配当を引き下げることも発表しました。悪材料のオンパレードでした。

ウォールストリートジャーナルは、有名ブランドの一部を含む減損処理費用を計上したことで、クラフト・ハインツの先行きが疑問視されていると大きく報じました。22日の取引で時価総額が140億米ドル(約1兆5500億円)下がったとしています。別の記事で、コスト削減を優先し、ブランドへの過少投資で将来の成長を犠牲にしたと批判されていると解説しました。

CNBCは、クラフト・ハインツ株が28%安と急落し、大株主であるバフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイの持株の価値が44億米ドル(約4860億円)減ったと伝えました。

ブルームバーグは、クラフト・ハインツのほか、バフェット氏が投資したコカコーラも弱い業績見通しを発表したばかりで、株主への手紙を準備しているバフェット氏に圧力となったと解説しました。

[February 22, 2019] No 031844075

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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