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2019/04/19マーケット: ユーロ軟調、トルコリラ安い

「ポンド下落」

18日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロが軟調でした。ユーロ圏の製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想に反して低下。ドイツのPMIが弱く、ユーロ圏経済の減速に対する懸念が再燃しました。

ユーロは対米ドルで下落。1ユーロ=1.12米ドル台前半のユーロ安水準で取引されました。対円相場は1ユーロ=125円70銭近辺に下落しました。ドイツ10年国債の利回りが低下しました。

英ポンドも下落しました。対円相場は1英ポンド=145円30銭台まで売られました。イギリスの3月の小売売上高が約2年半ぶりの大幅な伸びを記録しましたが、イースター連休を控えたポジション調整が影響しました。

米ドルは対円で小動き。1米ドル=112円近辺の狭いレンジで推移しました。きょうもこう着した展開が続きました。米10年国債の利回りが低下しましたが、影響は限定的でした。

トルコリラは目立って下落しました。対米ドルで1%超下落しました。クロス取引の対円相場は一時1トルコリラ=19円10銭を割りました。フィナンシャルタイムズが、トルコの中央銀行が短期の借入金で外貨準備高を積み上げてきたとする長編記事を掲載しました。「トルコリラを防衛するための十分な外貨準備がない」とするマーケット関係者のコメントを引用、懸念が広がりました。

南アフリカランドも反落しました。マーケット全体の米ドル高基調が影響しました。南アフリカ中銀は前日、電力供給がさらに止まると、経済成長がゼロになると警告しました。

資源国通貨は全面安でした。カナダの小売売上高が予想を上回りましたが、イースター連休前のポジション調整でカナダドルが対米ドル、対円で下落しました。豪ドルとNZドルも軟調でした。

「ダウ堅調」

18日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。ヨーロッパ17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.22%高。DAXは0.57%上昇。ただ、FTSEは0.15%安と、小幅ながら下げました。

ニューヨーク株式相場は堅調でした。小売売上高など強い経済指標が株価を下支えしました。バー司法長官が、450ページ近いロシア疑惑に関するモラー特別検察官の捜査報告書を一部黒塗りして公開しましたが、マーケットへの影響はありませんでした。決算が強かった保険大手トラベラーズが大幅高でダウ指数を押し上げました。ダウの終値は110ポイント、率にして0.42%高。S&P500は小幅高。ナスダックはほぼ横ばいでした。

ニューヨーク原油相場(WTI)は、サウジアラビアが輸出を削減していることが確認され、アメリカの原油在庫の減少を示す統計が発表されたことを受け64米ドルちょうどに上昇しました。金先物相場はほぼ横ばいの1276米ドルでした。

*NY時間18日 午後4時、東京の19日午前5時時点の状況です。
[APRIL 18, 2019] No 031844133

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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