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2019/04/18マーケット: 動かない相場継続、通貨も株式も

「ユーロ堅調」

17日の欧米の外国為替マーケットは、全体的に小動きでした。

BKアセットマネジメントのストラテジストは、多くの分析によると、外国為替マーケットのボラティリティ(変動)は少なくとも過去5年で最低の水準だとコメントしました。

米ドルは対円で小動き。1米ドル=112円を挟んだ狭いレンジで推移しました。米10年国債の利回りはほぼ横ばいでした。今週の円相場のレンジは30銭程度と狭くこう着状態。キリスト教の重要イベントであるイースターを週末に控え参加者が減ることが予想され、狭いレンジの相場展開が目先続くとの指摘があります。

ウォールストリートジャーナルは、米中貿易協議について、4月29日の週にライトハイザー通商代表とムニューシン財務長官が訪中。5月6日の週に中国の劉鶴副首相が訪米する仮日程が決まったと報じました。5月末もしくは6月はじめの署名式を目指すとしています。

FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、労働市場の引き締まり、緩やかな経済成長が継続しているとの認識を示しました。相場への影響は限定的でした。

ユーロは対米ドルで小幅高。対円相場は1ユーロ=126円60銭台のユーロ高水準で取引されました。EUは、トランプ大統領がエアバスに対する補助金をめぐりEU製品に関税を課す方針を示したことに対抗し、関税対象にする可能性がある総額200億米ドル相当のアメリカ製品のリストを公表しました。

英ポンドはほぼ横ばいでした。イギリスの3月の消費者物価指数は前年比1.9%と、予想の2%を小幅下回りました。来月実施の欧州議会選挙で新党「ブレグジット党」がイギリス国内でトップになる可能性をユーガブの世論調査が示唆しました。

中国の強い経済指標を受け新興国通貨が堅調でした。トルコリラは上昇。対円相場は1トルコリラ=19円50銭近辺のトルコリラ高水準で取引されました。3月31日に実施されたイスタンブール市長選は、再集計の結果、最大野党CHPのイマモール候補の当選が決まりました。エルドアン大統領に打撃ですが、AKPが再投票を求めています。

南アフリカランドも上昇しました。対円相場は1ランド=8円ちょうど近辺に上げました。

資源国通貨はまちまち。カナダドルは堅調。豪ドルは横ばい。NZドルは軟調でした。弱い消費者物価指数を受け早期の利下げ観測が強まったことが背景です。

「米株、ほぼ横ばい」

17日のヨーロッパの株式相場は小幅続伸しました。ヨーロッパ17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.10%高、FTSEはほぼ横ばい。DAXは0.43%上昇しました。

ニューヨーク株式相場はほぼ横ばいでした。中国の経済指標が堅調、この日発表された決算の多くが予想を上回りましたが、ヘルスケア株が幅広く売られ相場の上げを相殺しました。方向感に欠ける展開が続きました。ダウは3ポイント、率にして0.01%安とほぼ横ばいでした。S&P500は小幅安。ナスダックは0.05%安で取引を終えました。

ニューヨーク原油相場(WTI)は0.45%安の63米ドル76セント。下落しましたが、引き続き年初来の高値水準にあります。金先物相場はほぼ横ばい。終値は1276米ドルでした。

*NY時間17日 午後4時、東京の18日午前5時時点の状況です。

 [APRIL 17, 2019] No 031844132

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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