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2019/03/16 マーケット: 来週のドル/円はどう動く、ポンド振れそう

「ドル軟調」

15日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが軟調でした。

ニューヨーク連銀の製造業景況指数が22ヵ月ぶりの水準に低下、鉱工業生産が弱かったことが影響しました。

米ドルは対円で小幅安。1米ドル=111円台半ばで取引されました。米10年国債の利回りが低下、米ドル売りを誘いました。

ユーロは対米ドルで堅調。対円相場は横ばいの1ユーロ=126円30銭近辺で推移しました。

英ポンドは上昇しました。前日は利益確定の売りが影響しましたが、この日は来週の議会採決でメイ首相の案が可決されるとの期待感で英ポンドが買い戻されました。対円相場は1英ポンド=148円10銭台の英ポンド高水準で取引されました。

トルコリラは対円で小幅高。南アフリカランドも堅調でした。

資源国通貨はまちまち。カナダドルは軟調。豪ドルとNZドルは堅調でした。

「FOMCとブレグジット」

来週、アメリカの中央銀行であるFRBが金融政策を決める会合(FOMC)を開きます。金利を据え置くとの予想がコンセンサスですが、今後の利上げ見通しを見直す可能性がありそう。

もう1つの大きな材料は、ブレグジットをめぐるイギリス議会の採決。メイ首相の離脱案をめぐる3回目の採決ですが、結果によって複数のシナリオが想定されていて、予断を許しません。英ポンドの振れが大きくなる可能性があります。

ロイタージャパンは来週の外為マーケットについて、ブレグジット問題やFOMCといった重大イベントに主要通貨が一喜一憂する展開になるとの見通しを伝えました。レンジは、1米ドル=110円〜113円、1ユーロ=1.1200米ドル 〜1.1400米ドルと予想しました。

SMBCニューヨークのエコノミストは、来週の主要材料はFOMCだとコメントしました。21日までの予想レンジは、円相場が111円30銭〜112円10銭、ユーロ/円は125円〜126円80銭でした。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、FOMC後のパウエル議長の会談がハト派になり、米ドルにネガティブに影響するとみています。米ドルが対円で111円を割れば、1米ドル=110円を目指すと予想しました。

INGは、来週のブレグジットをめぐるイギリス議会の採決で不透明感がやや消えるとして、可決されても否決されても英ポンドを支える可能性があるとコメントしました。円相場については、短期的には1米ドル=112円20銭がターゲットだとしています。

「ダウ、138ポイント高」

15日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。ヨーロッパの17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.68%高。FTSEは1%超上昇、DAXは0.85%上げました。

ニューヨーク株式相場は上昇。ダウは138ポイント、率にして0.54%上昇しました。S&P500は0.41%高、ナスダックは0.76%上げて取引を終えました。

ニューヨーク原油相場(WTI)は0.15%安の58米ドル52セント。
金相場は0.60%高の1302米ドルでした。

*NY時間15日 午後5時、東京の16日午前6時時点の状況です。

 [March 15 2019] No 031844109

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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