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2018/05/26マーケット: 来週の外為相場、さらに振れるか

「資源国通貨安い」

25日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。ニューヨークの終盤は、連休を控え調整が進みました。

サウジアラビアとロシアが、OPECと非加盟国の協調減産が緩和される公算が大きいとの見通しを示したことが影響、原油価格が急落しました。

これを受け、カナダドル、豪ドルなど資源国通貨が売られ、米ドルが上昇しました。NZドルも連れ安しました。新興国通貨の南アフリカランドにも原油安が影響し売られました。

ユーロは対米ドルで続落、対円でも安く取引されました。スペインのラホイ首相に不信任案が提出され、イタリアの政治リスクと合わせ、ユーロ売り材料になりました。

英ポンドも対米ドル、対円で下落しました。

米ドルは対円で上昇。米10年債利回りが低下しましたが、反応薄でした。

トルコリラは小動きでした。

「地政学リスクと通商問題」

来週の外国為替マーケットでは、北朝鮮をはじめとする地政学リスク、そして、米中の通商協議など貿易をめぐる問題が引き続き相場に影響しそうです。アメリカの経済指標では、31日に発表される個人消費支出(PCE)で算出されるインフレ指数(デフレーター)、1日の雇用統計が材料になりそう。

ロイタージャパンは、来週の米ドル/円は上値の重さと下値の堅さが共存しそうだと伝えました。通商問題や地政学リスクへの警戒が残る一方、米ドル買い需要も根強いとしています。金利や株式相場をにらんでレンジ内で推移するとの見通し。レンジは、米ドル/円が108円〜111円、ユーロ/米ドルは1.1600米ドル 〜1.1850米ドルと予想しました。

一方、時事通信は、リスク回避ムードが一巡し、米ドル/円に徐々に買いが強まる展開が予想されると伝えました。米ドル/円は108円60銭〜110円50銭、ユーロ/米ドルは1.1550米ドル 〜1.1850米ドルとの見通し。

米ドルは今週、対円で一時108円台をつけたものの、すぐに買い戻され下値の堅さを印象付けました。スコシアバンクは、米ドル安円高基調が終わったが、米ドルが109円21〜34銭を維持するか注目しているとしています。

ユーロの下落基調が鮮明になっています。イタリアとスペインの政治情勢が来週のユーロに大きく影響する可能性があります。

来週30日、カナダの中央銀行が金融政策委員会を開きます。1.25%の政策金利を据え置くと予想されています。NAFTA見直し交渉が月内に合意に至るかも注目。

トルコリラ安が加速し、トルコが経済危機に直面する懸念が強まっています。エルドアン大統領と中銀の動き次第で、不安定な状況が続く可能性があります。

週明けの28日は、アメリカとイギリスが祝日で、薄商いが予想されます。

「NY株、続落」

25日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。イタリアとスペインの政治不安にもかかわらず、米朝首脳会談が実現する可能性が生まれたことが好感されました。

ニューヨーク株式相場は続落しました。地政学リスクへの懸念が重石となりました。終盤に下げ幅を縮めました。ナスダックは小幅ながらプラス圏で引けました。

ニューヨーク原油相場は4%安の67米ドル88セントで取引を終えました。金相場は上昇、1,300米ドル台に乗せました。

NY時間25日 午後4時、東京時間26日午前5時時点の状況です。

米東部時間の週明け28日月曜日は連邦祝日「メモリアルデー」です。お休みし、29日火曜日(日本時間の30日朝)に再開します。

 [May 25, 2018]  No 031843907

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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