2分でわかるアメリカ

2018/05/25マーケット: 円続伸、トルコリラ乱高下

「米ドル軟調」


24日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが軟調でした。


米朝首脳会談が中止されたことを受け、リスク回避ムードが強まりました。株式マーケットで売りが先行。米国債が買われ、利回りは低下しました。


米ドルは対円で一時109円を割りました。終盤にやや買い戻され、下げ幅を縮めました。前日に公表されたFRBの議事録がハト派的だったことも引き続き材料になりました。


フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、CNBCのインタビューで、利上げサイクルが来年終了する可能性があるとの認識を示しました。


ユーロは対米ドルで上昇。対円では一時127円台まで売られました。ドイツの消費者信頼感指数は市場予想を下回りました。


ECBが公表した前回の理事会の議事録で、ユーロ圏経済のさらなる減速を懸念していたことがわかりました。


英ポンドは対米ドルで反発。対円では一時145円台に下落しました。


トルコリラは乱高下しました。トルコ中銀が3%の緊急利上げをしたことで前日は大幅に反発しましたが、エルドアン大統領の政策への不信感、高いインフレ率と拡大する経常赤字、外国資金への依存度の高さがあらためて意識されました。選挙戦が正式にスタートしましたが、当面、エルドアン大統領の発言に一喜一憂する展開が予想されます。


南アフリカランドは対米ドルで小幅高、対円相場は軟調でした。南アフリカの中央銀行(SARB)は、6.50%の政策金利を市場予想通り据え置きました。


原油価格が大幅安。原油価格に敏感なカナダドルが下落しました。


豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドルで堅調、対円で軟調でした。


「NY株、下げ縮小」


24日のヨーロッパの株式相場は続落しました。米朝首脳会談の中止を嫌気しました。FTSEは71ポイント安、DAXは121ポイント下げました。


ニューヨーク株式相場も下落。終盤の取引で下げ幅を縮めました。ナスダックはほぼ横ばいでした。


ニューヨーク原油相場は1.57%安の70米ドル71セント。金相場は1.16%高の1309米ドルでした。


NY時間24日 午後4時、東京時間25日午前5時時点の状況です。


 [May 24, 2018]  No 031843906

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ