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2018/05/22マーケット: 米ドル堅調、トルコリラ沈む

「ポンド軟調」


21日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。


アメリカのトランプ政権が中国からの輸入品に関税を課す措置を保留したことを受け、ニューヨーク株式相場が大幅高で推移したことが米ドル買いを誘いました。


米ドルは対円で111円台に乗せました。4カ月ぶりの高値。後半に伸び悩み、111円ちょうど近辺で推移しました。米国債利回りはほぼ横ばいでした。


フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は、インフレが加速すれば、年内あと3回の利上げを支持するとコメントしました。


アメリカのポンペオ国務長官は、イランが政策を変更しなければ、最も厳しい制裁を導入すると述べました。


ユーロは対米ドルでほぼ横ばい。ユーロは一時6カ月ぶりの安値まで売られましたが、下げを消しました。対円では上昇しました。


連立政権樹立で合意した反体制派政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」は21日、マッタレッラ大統領に対し、フィレンツェ大学のコンテ教授の首相就任を提案しました。コンテ教授は市民運動の弁護士として知られています。


英ポンドは売られました。対米ドルで去年12月以来となる1.34米ドル割れ。対円では一時148円台後半に下落しました。ブレグジット(イギリスのEU離脱)をめぐる交渉を22日に控え、警戒感が広がりました。


トルコリラは急落しました。対米ドルで4.599リラまで下落、最安値を更新しました。対ユーロでも最安値。対円では、一時最安値となる24.10円台まで売られました。高いインフレ、経常赤字が拡大する中で、中央銀行が動かないことへの懸念が根強く、トルコリラは幅広く売られました。


南アフリカランドも対米ドルで下落。対円相場は、円が対米ドルで下落したことを受け、小幅上昇しました。


資源国通貨は上昇しました。米中の貿易戦争がひとまず回避されたとの見方が支援材料になりました。


カナダドルは対米ドル、対円で上昇しました。NAFTA見直し交渉で、トランプ大統領が議会承認を必要としない取引を検討していると伝えられたことが好感されました。


豪ドルとNZドルは、それぞれ高く取引されました。


「ダウ大幅高」


21日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。英ポンド安を受けFTSEは80ポイント高。ドイツは祝日、フランクフルトは休場でした。


ニューヨーク株式相場は上昇しました。大型株が高く、ダウは目立って上昇しました。米中の貿易をめぐる緊張がやや緩和したことを好感しました。


ニューヨーク原油相場は1.50%高の72米ドル35セント。金相場はほぼ横ばい。終値は1290米ドルでした。


NY時間21日 午後4時、東京時間22日午前5時時点の状況です。


 [May 21, 2018]  No 031843903

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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