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2018/05/17マーケット: 欧州通貨安い、トルコリラやや戻す

「資源国通貨堅調」


16日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロが続落しました。


イタリアの反体制派の「五つ星運動」と反移民を唱える極右の「同盟」による連立政権が樹立される可能性が一段高まりました。2政党の合意に、ユーロ離脱の検証や2500億ユーロの債務免除をECBに求めることなどが含まれていると伝えられ、懸念が広がりました。


ユーロは対米ドルで一時1.18を割りました。年初来安値。米10年債利回りが上昇する一方、ドイツ10年債利回りが低下し金利差が広がったことがユーロ売り・米ドル買いを誘いました。ユーロは対円でも軟調でした。


英ポンドも対米ドル、対円で軟調に推移しました。


米ドルは対円で小幅安。米国債利回りが上昇しましたが、影響は限定的でした。


前日に最安値をつけたトルコリラは反発しました。トルコの中央銀行がトルコリラ安を阻止する「必要な措置」を講じるとの声明を発表したことが材料視されました。ただ、エルドアン大統領が「高い金利は国民の敵」と主張し、来月の選挙後に中央銀行をコントロールすると述べたこともあり、トルコリラの上げ幅は限定的でした。


南アフリカランドは続伸しました。


資源国通貨は高く取引されました。カナダドルは対米ドルで上昇しました。対円でも堅調でした。18日金曜日発表のカナダの消費者物価指数と小売売上高が強いとの見通しがカナダドル買いを誘いました。NAFTA見直し交渉の合意が先送りされたと報じられましたが、影響は限定的でした。


豪ドルとNZドルもそれぞれ高く推移しました。


「NY株、小幅反発」


16日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。ただ、イタリアの政局不安で上げ幅は限定的でした。FTSEは11ポイント高。DAXは26ポイント上げました。


ニューヨーク株式相場は小幅反発しました。恐怖指数であるVIXが低下、投資家心理が改善しました。個別には決算が市場予想を上回った小売大手メイシーズが急上昇しました。


ニューヨーク原油相場は0.25%高の71米ドル49セント。金相場は0.09%高の1291米ドルでした。


NY時間16日 午後4時、東京時間17日午前5時時点の状況です。


 [May 16, 2018]  No 031843900

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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