2分でわかるアメリカ

2018/05/15米ドル買い戻し、トルコリラ続落

「円軟調」


14日の欧米の外国為替マーケットでは、円が軟調でした。


米ドルは対円で上昇しました。米10年債利回りが上昇し、米ドルはこれに素直に反応しました。米中協議を控え、トランプ政権のロス商務長官が「米中の隔たりが大きい」と発言、米ドル買いで反応しました。


クリーブランド地区連銀のメスター総裁は14日、引き続き利上げを段階的に進める必要があるとの認識を示しました。


ユーロは対米ドルでほぼ横ばい。ユーロ買い米ドル売りが先行しましたが、ロス長官の発言を受け、米ドルは買い戻されました。ユーロは対円では上昇しました。ECB理事会メンバーのフランス中銀のビルロワドガロー総裁が、利上げ開始について新たなガイドラインを示す可能性があると述べたことが材料視されました。


英ポンドは上昇しました。15日発表のイギリスの第1四半期の雇用統計が注目されています。


南アフリカランドの対円相場は小動きでした。


トルコリラは続落しました。対米ドルで大幅安、最安値に迫りました。対円相場は25円ちょうど近辺まで売られました。トルコの3月の経常収支の赤字が48億1000万米ドルと前月比で大幅に増加。市場の予想以上に経常赤字が拡大したことが材料になりました。大統領選と議会選を来月に控え、エルドアン大統領が金利引き下げを求める政治圧力を強め、中央銀行は独立して動けないとの懸念が根強くあります。


カナダドルは高く取引されました。原油価格をめぐる強気な見通し、中銀の利上げ観測がカナダドル相場にポジティブでした。NAFTA協議の行方が相場に影響しそうです。


NZドルは軟調。豪ドルはまちまちでした。


「ダウ8日続伸」


14日のヨーロッパの株式相場は小幅安でした。英ポンド高が影響しFTSEは13ポイント安。DAXは23ポイント下げました。


ニューヨーク株式相場は小幅高でした。ダウは8日続伸しましたが、米中協議を控え上値は限定的でした。S&P500とナスダックはほぼ横ばいでした。


ニューヨーク原油相場は0.37%高の70米ドル96セント。金相場は0.19%安の1318米ドルでした。


NY時間14日 午後4時、東京時間15日午前5時時点の状況です。


 [May 14, 2018]  No 031843898

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ