2分でわかるアメリカ

2018/05/10マーケット: 円全面安、カナダドル高い

「トルコリラ反発」


9日の欧米の外国為替マーケットでは、円が幅広く売られました。


米ドルは対円で一時109円80銭近辺まで買われました。米10年債利回りが3%台で推移したことが影響しました。リスク選好ムードが強まったことも円売りにつながりました。アメリカの4月の生産者物価指数は市場予想を小幅に下回りましたが、反応薄でした。


米ドル/円は110円が意識されています。BKアセットマネージメントのストラテジストは、アメリカ経済の堅調さを裏付ける材料が出れば、米ドル/円は110円を超えて上昇する可能性があるとコメントしました。


ユーロは対米ドルで小幅安。対円では上昇しました。3月のイタリア総選挙で2大勢力になった大衆迎合主義の「5つ星運動」と反移民を唱える極右の「同盟」が連立政権を組む可能性が高まりました。再選挙は回避されるシナリオですが、先行きが不透明になりました。


英ポンドは対米ドルで上昇、対円で堅調でした。明日10日のイングランド銀行の金融政策委員会に注目です。四半期インフレ報告も発表されます。


トルコリラの対米ドル相場は一時4.37リラまで下落し、最安値を更新しました。しかし、後半の取引でトルコリラが買い戻され上昇に転じました。クロス取引の対円相場は25円台半ばで推移しました。トルコのエルドアン大統領は通貨の急落を受け、経済担当の高官を招集し、対策を協議しました。


南アフリカランドは対円で上昇しました。


トランプ大統領がイラン核合意からの離脱を発表したことを受け、原油価格が大幅に上昇。原油価格に敏感なカナダドルが目立って上昇しました。資源国通貨の豪ドルとNZドルも高く取引されました。


「NY株上昇、原油大幅高」


9日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。FTSEは96ポイント高。DAXは30ポイント上げました。


ニューヨーク株式相場は上昇しました。エネルギー関連株が相場上昇をけん引しました。恐怖指数であるVIXは低下しました。


ニューヨーク原油相場は3.01%高の71米ドル14セント。金相場はほぼ横ばいでした。


NY時間09日 午後4時、東京時間10日午前5時時点の状況です。


 [May 09, 2018]  No 031843895

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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