2分でわかるアメリカ

2018/05/01マーケット: ユーロ安い、カナダドル堅調

「トルコリラ下落」


30日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロの下げが目立ちました。


ドイツの3月の小売売上高指数が予想外のマイナスになったことが影響しました。4カ月連続のマイナス。0.8%上昇のコンセンサスを大幅に下回りました。


ドイツの4月の消費者物価指数は前月比マイナス0.1%、前年比で1.4%上昇にとどまりました。2%をやや下回る水準のECB目標との乖離が拡大した格好です。ECBの金融政策正常化は予想より後ずれするとの観測が強まりました。
ユーロは対米ドルで下落。対円でも軟調でした。


英ポンドは対米ドルで小幅安、対円では小幅高でした。


米ドルは対円で上昇。米国債利回りが低下し、米ドルが弱含む局面もありましたが、109円台は維持しました。


トルコリラは下落しました。トルコの中央銀行は30日、年末のインフレ率見通しを従来の7.9% から8.4%へ修正しました。中銀はまた、政策金利の単純化を進める方針をあらためて示しました。トルコ中銀は4つの政策金利を採用していますが、複雑だと指摘されています。エルドアン大統領が利下げを求める中、中銀は25日の会合で最も水準が高い後期流動性貸出金利を0.75%引き上げる一方で、主要な政策金利である1週間物レポ金利を据え置きました。


南アフリカランドは下落しました。トランプ大統領は国連でアメリカに同調しない南アフリカを含む国への支援を削減する意向だと伝えられました。


カナダドルは上昇しました。原油高を好感しました。カナダのトルドー首相は北米自由貿易協定(NAFTA)の見直し交渉が大きく前進したと述べました。


豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で売られました。


「NY株、終盤に下げ広げる」


30日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。FTSEは7ポイント高。DAXは31ポイント上げました。


ニューヨーク株式相場は下落しました。経営統合で合意したTモバイルとスプリントをはじめ通信株の下げが目立ちました。全体的に方向感のない展開が続きましたが、終盤に下げ幅が拡大しました。


ニューヨーク原油相場は0.69%高の68米ドル57セント。金相場は0.32%安の1319米ドルでした。


NY時間30日 午後4時、東京時間01日午前5時時点の状況です。


 [April 30, 2018]  No 031843891


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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