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2018/04/26マーケット: 利回り格差を意識、米ドル全面高

「109円台」


25日の欧米の外国為替マーケットでは、日本とアメリカ、そしてアメリカとドイツの利回り格差の拡大が意識されました。米10年債利回りは3%台に乗せ、他の主要国と比べアメリカ経済が堅調なことに関心が移りました。


米ドルは対円で109.40円近辺まで買われました。日銀のまとめでは、日本の大手企業の想定レートは109.66円で、それに近づいた形です。


米独の利回り格差が拡大したことでユーロは対米ドルで軟調でした。対円ではほぼ横ばいでした。26日のECB理事会が注目されています。やや弱めの経済指標の発表が相次いでいることから、慎重な姿勢を示すのではないかとの観測があります。これもユーロの重石になりました。理事会後のドラギ総裁の発言のトーンがユーロ相場に大きく影響する可能性があります。


英ポンドは対米ドルで小幅安、対円で小幅高でした。


トルコ中銀が後期流動性貸出金利を0.75%引き上げたことがサプライズになり、トルコリラの対米ドル相場は一時急上昇しました。しかし、終盤の取引で失速、ほぼ横ばいでした。クロス取引の対円相場は高く取引されました。


南アフリカランドは売られました。米国債利回りの上昇に敏感に反応。製造業、医療関連、運輸など幅広い業種で大型のストライキが予定されていることがランド相場を押し下げました。


カナダドルは続伸しました。原油価格の上昇を好感しました。ワシントンで開かれている北米自由貿易協定(NAFTA)、カナダ中銀のポロズ総裁の議会証言をにらんだ展開でした。


オセアニアは祝日で、豪ドルとNZドルは薄商いでした。米国債利回りの上昇を受け、豪ドルとNZドルはそれぞれ軟調でした。


「NY株、上げに転じる」


25日のヨーロッパの株式相場は下落しました。DAXは128ポイント安。FTSEは46ポイント下げました。


ニューヨーク株式相場は小幅高でした。長期金利が3%台に乗せたことを嫌気して売りが先行しましたが、後半の取引で上げに転じました。ボーイングが強い決算と業績見通しを発表、心理が好転しました。ダウとS&P500は小幅高でしたが、ナスダックは小幅ながら下げて取引を終えました。


ニューヨーク原油(WTI)相場は0.52%高の68米ドル05セント。金相場は0.77%安の1322米ドルでした。


NY時間25日 午後4時、東京時間26日午前5時時点の状況です。


 [April 25, 2018]  No 031843888

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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