2分でわかるアメリカ

2018/04/25マーケット:荒い値動き、長期金利と株価にらむ

「一時109円台」


24日の欧米マーケットでは、米10年債利回りと株価をにらんで米ドルが比較的大きく変動しました。


ニューヨーク株式マーケットの取引が始まった直後、米10年債利回りは一時3%を超えました。これを受け、米ドルは対円で109円台前半まで上昇しました。その後、ニューヨーク株式相場の下げ幅が拡大したことを受け、米ドルは対円で上げ幅を消しました。


S&Pケースシラー住宅価格指数は市場予想以上に上昇。コンファレンスボードの消費者信頼感指数も予想を上回りました。
トランプ大統領は、米朝首脳会談の準備協議は順調に進んでいると述べました。同時に、北朝鮮に対し最大限の圧力をかけ続ける意向を示しました。


ユーロは対米ドルで小幅安から上昇に転じました。対円でも堅調でした。ECBは26日に理事会を開きます。ハト派的な姿勢を示すのではないかとの見方が出ています。


英ポンドも対米ドル、対円で高く取引されました。


トルコリラは上昇しました。ブルームバーグの調査では、トルコの中央銀行が25日の会合で後期流動性貸出金利を0.50%引き上げるとの中間予想でした。他方、トルコ中銀が企業のエコノミストを対象にした調査では、トルコリラの対米ドル相場の年末予想は4.2220でした。年末の消費者物価指数の予想は10.7%。トルコリラ安、高インフレを予想していることがわかりました。


南アフリカランドはほぼ横ばいでした。


通貨先物のポジションがカナダドルの「売られ過ぎ」を示していることなどで、カナダドルが堅調でした。反対に、NZドルは目立って下落しました。通貨先物のポジションが「買われ過ぎ」を示していることが影響したとみられます。米10年債利回りの上昇もNZドルの打撃となりました。豪ドルは小動きでした。


「NY株、崩れる」


24日のヨーロッパの株式相場はまちまちでした。DAXは21ポイント安。FTSEは26ポイント上げました。


ニューヨーク株式相場は大幅安でした。高く始まりましたが、金利上昇への警戒感が強まり、大きく崩れました。重機大手のキャタピラーが、予想を上回る決算を発表したにもかかわらず、CFO(最高財務責任者)の弱気発言を受けて急落しました。


ニューヨーク原油(WTI)相場は1.34%安の67米ドル70セント。金相場は0.68%安の1333米ドルでした。


NY時間24日 午後4時、東京時間25日午前5時時点の状況です。


 [April 24, 2018]  No 031843887

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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