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2018/04/21マーケット:来週の米ドル、振れそう

「米ドル堅調」

20日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが続伸しました。

米国債の利回り上昇が引き続き材料視されました。米2年債の利回りは2008年9月以来の水準まで上昇。米10年債利回りは前日に続き大幅に上昇しました。

米ドルは対円で続伸。節目とされた107円50銭を超えて米ドルが買われました。ただ、上値は限定的でした。

ユーロは対米ドル、対円で下落しました。英ポンドの対円相場は151円を割りました。

資源国通貨は全面安。アメリカの金利上昇に敏感に反応しました。カナダドルは続落。豪ドルとNZドルは、中国株の下落も影響して、対米ドル、対円で下落しました。

トルコリラは対米ドルで下落。クロス取引の対円相場は小幅続落しました。南アフリカランドも対円で売られました。

「金利と中銀会合」

来週の外国為替マーケットでは、アメリカの債券市場に引き続き揺られる展開が予想されます。上昇傾向にある米2年債、米10年債をはじめ米国債利回りに注目が集まりそうです。アメリカの経済指標では、27日発表の第1四半期のGDP速報値が材料になる可能性があります。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、アメリカのGDPが相場に影響しそうだが、発表される週末までは米国債の動きが米ドルに大きく影響しそうだとコメントしました。米10年債利回りが3%台に乗せると株式相場が急落し、外国為替マーケットでもリスク回避が進む可能性があるとしています。

来週の米ドル/円についてロイタージャパンは、日米首脳会談を無難に終えたことで、円が売られやすい展開を想定する参加者が少なくないと伝えました。ただ、通商問題や、上値での実需の米ドル売りが強まる見通しで、米ドルの一段高も見込みにくいとしています。レンジは、米ドル/円が106円〜109円、ユーロ/米ドルは1.2200米ドル 〜1.2500米ドルと予想しました。

スコシアバンクは、米ドル/円の上値は、107円台後半から108円台に限られそうだとコメントしました。

来週27日、日銀が金融政策決定会合を開きます。ブルームバーグは、黒田総裁が、政局という追加的な要素を考慮する必要があると伝えました。超緩和措置の見直しを検討しようとするときに、アベノミクスの先行きが不透明になったとしています。テクニカル的には、米ドル/円の抵抗線が108円近辺にあるとした上で、米ドル/円が一段安になる可能性を示唆していると伝えました。

ECB(26日)とトルコ中銀(25日)も金融政策を決める会合を予定しています。エルドアン大統領が大統領選と議会選を今年6月24日に前倒しして実施すると発表、最安値圏で推移していたトルコリラがやや買い戻されました。エルドアン大統領が選挙前に利下げを求める圧力を強めることが予想されますが、トルコ中銀が投資家の期待通り利上げに踏み切るかが注目です。

英ポンド相場が今週後半に崩れました。弱い経済データやイングランド銀行のカーニー総裁の慎重な発言が影響しました。27日に発表されるイギリスの第1四半期のGDPが英ポンドに影響しそうです。

「ダウ、200超下げる」

20日のヨーロッパの株式相場はまちまちでした。FTSEは39ポイント高。DAXは26ポイント安でした。

ニューヨーク株式相場は続落しました。業績見通しへの懸念でアップルが売られ、株価指数を押し下げました。ダウは201ポイント安。テクノロジー株の下げが目立ちました。

ニューヨーク原油(WTI)相場は、トランプ大統領のツイートで一時下落しましたが、終値は0.13%高の68米ドル38セントでした。金相場は0.78%安の1338米ドルで取引を終えました。

NY時間20日 午後4時、東京時間21日午前5時時点の状況です。

 [April 20, 2018]  No 031843885


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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