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2018/04/20マーケット:「フラット化」めぐる思惑、米ドル堅調

「ポンド続落」

19日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。

FRBが追加利上げするとの見通しを背景に米2年債の利回りが上昇傾向にあります。ドイツ2年債との利回り格差は30年ぶりの大きさに拡大しました。一方、アメリカの長期金利の指標となる米10年債利回りとの格差が縮小、いわゆる「フラット化」が投資家の注目を集めています。

この日は米10年債の利回りが大幅に上昇、フラット化がやや解消しました。素直に反応、米ドルは対円で上昇しました。ただ、節目とされる107円50銭を超えて米ドルが買われことはありませんでした。米ドルの上値の重さが意識されました。

ユーロは対米ドルで下落、対円で小幅安でした。

英ポンドは続落しました。イギリスの3月の小売売上高指数が前月比でマイナス1.2%と、予想より弱い内容でした。イングランド銀行のカーニー総裁はBBCのインタビューで「向こう数年間で数回の利上げがあるとの心構えが必要だ」と述べました。ただ、次の利上げ時期については決まっていないと答えました。

トルコリラは反落しました。エルドアン大統領が大統領選と議会選を大幅に前倒しすると発表したことを受け、前日はトルコリラが大幅に上昇しました。時間が経ち、選挙の前倒しはトルコ経済が悪化していることを示すものだとの解釈が広がりました。

南アフリカランドの対円相場はほぼ横ばいでした。

資源国通貨は軟調でした。カナダドルは続落。豪ドルは、オーストラリアの3月の雇用統計が弱かったことを嫌気して売られました。NZドルは続落しました。

「NY株下落」

19日のヨーロッパの株式相場はまちまち。方向感に欠けました。ロンドンのFTSEは11ポイント高。DAXは23ポイント下げました。

ニューヨーク株式相場は下落しました。ダウは続落。1日の変動幅が200ポイントを超え、不安定な展開でした。金利上昇への懸念が影響しました。iPhoneの部品を供給する台湾メーカーの業績見通しが弱く、アップルと半導体関連株が売られました。

ニューヨーク原油(WTI)相場は0.26%安の68米ドル29セント。金相場は0.35%安の1348米ドルでした。

NY時間19日午後4時、東京時間20日午前5時時点の状況です。

 [April 19, 2018]  No 031843884

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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