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2018/04/19マーケット: ポンド安い、カナダドル売られる

「ユーロ堅調」


18日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロが堅調な一方で、英ポンドは売られました。


ユーロ圏の3月の消費者物価指数は速報値から下方修正されました。ユーロにネガティブな要因ですが、反応薄でした。ユーロは対米ドルで小幅高、対円で高く取引されました。ECB理事会メンバーのビルロワドガロー総裁は、リスクの台頭で政策正常化の軌道修正が迫られる可能性があるとの見方を示しました。


英ポンドは対米ドル、対円で下落しました。イギリスの3月の消費者物価指数は前年比2.5%と、市場予想の2.7%を下回りました。イングランド銀行による5月利上げへの期待がやや後退、英ポンド売りを誘いました。


米ドルは対円で上昇しました。米国債利回りが上昇、素直に反応しました。日米首脳会談後の共同記者会見を控え、積極的な取引は控えられました。


FRBは、地区連銀経済報告(ベージュブック)の中で、各地域で経済が緩やか、あるいは、非常に緩やかに拡大しているとの認識を示しました。企業は貿易問題を懸念していると言及しました。市場の反応は限定的でした。


トルコリラは対米ドル、対ユーロで上昇、対円で大幅高でした。エルドアン大統領が大統領選と議会選のダブル選挙を来年11月から今年6月24日に大幅に前倒しして実施すると発表したことに反応しました。トルコ経済の過熱要因とされる過剰な景気刺激策が選挙後に修正されるとの投資家の期待が背景です。


南アフリカランドも高く取引されました。南アフリカの3月の消費者物価指数が2011年2月以来の低水準を記録したことを、ポジティブに受けとめました。


カナダドルは目立って下落しました。カナダ中銀は金融政策委員会で1.25%の政策金利を予想通り据え置きました。声明が金利や成長の見通しに予想以上に慎重、ハト派的だったことが影響しました。トランプ政権が北米自由貿易協定(NAFTA)の3週間以内の合意を目指していると伝えられたことで、カナダドルは下げ幅をやや縮めました。


豪ドルは堅調、NZドルは軟調でした。


「NY株小動き、原油大幅高」


18日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。英ポンド安を受け、ロンドンのFTSEは1.26%上昇しました。フランフルトのDAXはほぼ横ばいでした。


ニューヨーク株式相場はまちまち。1日を通して方向感に欠ける展開でした。業績見通しが弱かったIBMが売られ、ダウをマイナス圏に押し下げました。一方、好決算を受けユナイテッド航空は大幅高でした。


ニューヨーク原油(WTI)相場は2.93%高の68米ドル47セント。金相場は0.30%高の1353米ドルでした。


NY時間18日 午後4時、東京時間19日午前5時時点の状況です。


 [April 18, 2018]  No 031843883

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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