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2018/04/17マーケット:米ドル軟調、トルコリラ反落

「欧州通貨堅調」


16日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが軟調でした。


アメリカ主導のシリアへの軍事攻撃が限定的なものになったこと、米中の貿易戦争への懸念などを背景に、米ドルが売られ、欧州通貨が買われました。ロシアと中国の通貨政策に対するトランプ大統領の発言が影響しました。米中貿易戦争が激化した場合、ユーロ圏にとっては恩恵になるとの見方があります。


ニューヨーク連銀のダドリー総裁がCNBCに出演、利上げは段階的に進み、年内に合計で3回〜4回になる公算が大きいとの見方を示しました。トランプ大統領は、コロンビア大学のエコノミストであるリチャード・クラリダ氏をFRB副議長に指名しました。


アメリカの3月の小売売上高は市場予想の上限と強め。NAHB/ウエルズファーゴ全米住宅建設業者指数は予想に届きませんでした。


ユーロは対米ドルで上昇、対円でも堅調に推移しました。ECBのプラート専務理事は「十分な刺激策が依然として必要だ」との認識を示しましたが、反応薄でした。


英ポンドも高く取引されました。イングランド銀行による5月利上げ期待が強く、英ポンドを下支えしています。


米ドルは対円でも軟調でした。米国債の利回りが小幅上昇しましたが、米ドル買いにはつながりませんでした。17日と18日の日米首脳会談に注目が集まっています。


トルコリラは対米ドルで小幅反落。対円で下落しました。ムーディーズは、トルコリラ安と高いインフレ率が格付けにネガティブに影響すると警告しました。トルコ政府が、2019年11月に予定される選挙前に大幅な経済成長を達成するように動いているとした上で、経済のバランスが取れていないとしています。


南アフリカランドの対円相場はほぼ横ばいでした。


カナダドルは高く取引されました。豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドルで小幅高、対円で小幅安でした。


「NY株上昇、原油大幅安」


16日のヨーロッパの株式相場は下落しました。中東情勢の不透明感が嫌気されました。


ニューヨーク株式相場は上昇。バンク・オブ・アメリカをはじめ強い決算が相次ぎ、心理が改善しました。


ニューヨーク原油(WTI)相場は1.74%安の66米ドル22セント。金相場の終値は0.21%高の1350米ドルでした。


NY時間16日 午後4時、東京時間17日午前5時時点の状況です。


 [April 16, 2018]  No 031843881


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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