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2018/04/07マーケット: 来週、円高圧力強まるか

「米ドル軟調」

6日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対円で軟調でした。

米ドルは対円で下落。ニューヨーク株式相場が急反落、米国債利回りの低下が米ドル売りを誘いました。貿易戦争への懸念で安全資産の円買いが増えました。ただ、節目とされた106円80銭を大幅に割り込んで円が買われることはありませんでした。

主要通貨に対する米ドル指数が週間ベースで低下しました。しかし、米ドルは対円では0.7%上昇しました。前日5日の大幅な上昇が寄与しました。

ユーロは対米ドルで小幅安。対円で下落しました。ECBのクーレ理事は、貿易戦争は非伝統的な金融措置の必要性を高めると述べました。

英ポンドは堅調で、対円でも上昇しました。

トルコリラの対米ドル相場は一時4.06米ドルまで売られ過去最安値を更新しましたが、その後買い戻され小幅高に転じました。クロス取引の対円相場は小幅続落しました。

南アフリカランドは売られました。対円相場は大幅安でした。

資源国通貨はやや軟調。カナダドルは下落。豪ドルは対米ドル、対円で軟調でした。NZドルは、対米ドルで小幅高、対円で下落しました。

「トランプ・リスク」

来週の外国為替マーケットでは、アメリカのトランプ大統領の発言や行動、中国との貿易摩擦の行方が引き続き最大の材料になりそうです。アメリカの経済指標では、11日発表の消費者物価指数、13日のミシガン大学消費者物価指数が材料になる可能性があります。ニューヨーク株式相場の振れが大きくなっていて、投資家心理に影響することが予想されます。

来週の米ドル/円についてロイタージャパンは、トランプ大統領の米中貿易摩擦をめぐる不規則発言で不安定化するニューヨーク株やアメリカの長期金利を背景に、下値余地が意識されるとの見通しを配信しました。レンジについては、米ドル/円が105円50銭〜108円ちょうど、ユーロ/米ドルが1.2100米ドル〜1.2450米ドルと予想しました。

BKアセットマネジメントのストラテジストは、貿易をめぐり米中間の緊張が高まれば株安・米ドル安になるが、北米自由貿易協定(NAFTA)の見直し交渉で進展があれば株高・米ドル高になると予想され、取引が難しいとコメントしました。トランプ政権が対中制裁の詳細を示し、交渉に応じれば、米ドルが対円で買い戻される可能性があるとしています。

スコシアバンクは、テクニカル分析では円相場が軟化する可能性を示唆しているとして、対米ドルで108〜108円20銭付近、対ユーロでは132円に向け円が下落する可能性があるとコメントしました。

アナリストの多くは、米中が大規模な貿易戦争に発展する可能性は低いと考えています。

トルコリラの対米ドル相場が2日連続で最安値を更新しました。11日のトルコの経常収支を材料に、トルコリラの振れが大きくなる可能性があります。

「ダウ、急反落」

6日のヨーロッパの株式相場は反落しました。貿易戦争への懸念が背景。DAXは63ポイント安。FTSEは15ポイント下げました。

ニューヨーク株式相場は急反落しました。トランプ大統領が1000億米ドル相当の対中追加関税を検討していると伝えられたことが大きく影響しました。ダウは572ポイント安でした。

ニューヨーク原油(WTI)相場は2.33%安の62米ドル06セント。金相場の終値は0.57%高の1336米ドルでした。

NY時間06日 午後4時、東京時間07日午前5時時点の状況です。

 [April 06, 2018]  No 031843875

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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