2分でわかるアメリカ

2018/03/28マーケット: 不安定な株、円買い戻し

「欧州通貨軟調」


27日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。ただ、米ドルは対円で上昇分を消しました。


ユーロは対米ドルで下落、対円でも軟調でした。ECB理事会メンバーのフィンランド中銀のリーカネン総裁が、ユーロ圏の低インフレ基調が続く可能性があると発言したことが材料になりました。


英ポンドも対米ドルで下落、対円では一時148円台後半まで売られました。


米ドルは対円で高く推移しましたが、終盤に失速しました。ニューヨーク株式相場が不安定になったことを受け、円が急速に買い戻されました。米10年債利回りは大幅低下し、米2年債利回りも低下しました。


アメリカのS&Pケースシラー住宅価格指数は強めでしたが、リッチモンド地区連銀の製造業指数とコンファレンスボードの消費者信頼感指数が市場予想を下回りました。


トルコリラは対米ドルで反落、対円で大幅に下げました。トルコの3月の景気信頼感指数が年初来の低水準を記録しました。


南アフリカランドは小動きでした。南アフリカ中銀は28日の会合で0.25%の利下げを決めると予想されています。
資源国通貨は全面安でした。原油価格が下落、カナダドルが売られました。豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で下落しました。


「ナスダック急落」


27日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。DAXは183ポイント高、FTSEは111ポイント上げました。


ニューヨーク株式相場は大幅に反落しました。ダウは344ポイント(1.43%)下げました。S&P500は1.73%安。テクノロジー株が幅広く売られ、ナスダックは211ポイント(2.93%)下落しました。


個別には、BofAメリルリンチが株価目標を引き下げたフェイスブックが急落、自動運転試験を停止したと伝えられたエヌビディアも売られました。


ニューヨーク原油相場(WTI)は0.46%安の65米ドル25セント。金相場は5日ぶりに下落、終値は1347米ドルでした。
NY時間27日 午後4時、東京時間28日午前5時時点の状況です。


 [March 27, 2018]  No 031843867


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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