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2018/03/21マーケット: FOMCにらみ米ドル堅調、新興国通貨反発

「ユーロ軟調」


20日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが対主要通貨で堅調に推移しました。


米ドルは対円で上昇。106円台半ばで取引されました。米国債利回りの上昇、ニューヨーク株式相場の反発に素直に反応しました。


米FOMC(20-21日)では、0.25%の追加利上げが確実視されています。21日発表の声明のトーン、パウエル議長の会見、そして、政策担当者の金利予想の分布を示すドット・チャートが米ドル/円の方向を決めるとの指摘が少なくありません。年内の利上げ回数が3回との見方が優勢ですが、4回との観測が強まるかが焦点です。


ユーロは売られました。対米ドル、対円で下落。弱いドイツのZEW景気期待指数が影響しました。ユーロ圏の3月の消費者信頼感指数は横ばいでした。


英ポンドは対米ドルで小幅安。対円では小幅高でした。イギリスの2月の消費者物価指数は前年比2.7%上昇と、市場予想の2.8%に届きませんでした。


アルゼンチンで開かれていたG20財務相・中央銀行総裁会議は、貿易に関するさらなる対話が必要であるとする声明を採択して閉幕しました。アメリカのムニューシン財務長官は、輸入関税賦課は保護主義ではなく、不公正な貿易慣行から国益を守るものだとの考えを示しました。


リスク選好ムードがやや強く、新興国通貨は堅調でした。トルコリラは対円で反発、27円ちょうど近辺で取引されました。
南アフリカランドも対円で反発しました。


カナダドルは対米ドルでほぼ横ばい。対円で上昇しました。カナダの1月の生産者物価指数は0.1%上昇し、横ばい予想を小幅に上回りました。


豪ドルとNZドルは売られました。対米ドル、対円で下落。22日のNZ中銀の会合が注目です。


「米株反発」


20日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。DAXは90ポイント高。FTSEは18ポイント上げました。


ニューヨーク株式相場は反発。FOMCの結果を控え、積極的な取引が控えられました。個人情報の漏洩をめぐるスキャンダルを受けフェイスブックが大幅続落、ソーシャルメディア株が軒並み売られました。


ニューヨーク原油相場(WTI)は2.16%高の63米ドル40セント。金相場は0.45%安の1311米ドルでした。


NY時間20日 午後4時、東京時間21日午前5時時点の状況です。


 [March 20, 2018]  No 031843862

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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