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2018/03/02マーケット: トランプ発言で米ドル軟化、トルコリラ/円は最安値

「豪ドル軟調」


1日の欧米の外国為替マーケットでは、FRBのパウエル議長の上院での証言をにらんだ神経質な展開が続きました。取引時間の終盤に、トランプ大統領は鉄鋼とアルミニウムの輸入増が安全保障上の脅威になっているとして、緊急輸入制限を発動する方針を表明。これを受け、株価が崩れ、米国債利回りが大幅低下、米ドルが売られました。


注目された個人消費支出(PCE)物価指数はほぼ予想と一致しました。コア指数は前月比で0.3%上昇しました。インフレ調整後の実質消費支出は0.1%減で、2017年1月以来初めて落ち込みました。ISMの2月の製造業景気指数は予想を上回りました。


米ドルは対円で下落。106円台前半で推移しました。


ユーロの対米ドル相場は売りが先行しましたが、後半の取引で上げに転じました。対円でも堅調でした。


英ポンドも対米ドルで上昇に転じましたが、対円では軟調でした。EUが発表したブレグジット(イギリスのEU離脱)の方針にメイ政権の複数の要望が含まれなかったことで、交渉は複雑化、難航するとの懸念が強まりました。


トルコリラは対米ドルで下落。対円で急落し、28円を割り最安値を更新しました。リスク回避ムードが影響しました。5日発表のトルコの2月の消費者物価指数が注目されています。アナドル通信によるエコノミスト20人を対象にした調査では、中間予想は前年比10.03%でした。1月の10.35%から低下するとの予想。


南アフリカランドは大幅安。対円で9円を割りました。政府の土地政策への懸念が背景。3月後半に予定されるムーディーズの格付レビューが注目されています。


カナダドルは対円で続落。豪ドルは、弱い企業投資指標を受けて売られました。NZドルは堅調でした。


「ダウ、大幅続落」


1日のヨーロッパの株式相場は大幅安。DAXは244ポイント安。FTSEは56ポイント下げました。


ニューヨーク株式相場は大幅続落。トランプ大統領が鉄鋼とアルミの輸入制限を発動する方針だと伝えられ、売りが増えました。鉄鋼とアルミへの高率関税は以前から噂されていました。「売る理由を探していた」との指摘がありました。恐怖指数であるVIXが急上昇、心理が悪化しました。ダウは一時586ポイント下げました。終値では420ポイント(1.68%)下げました。


ニューヨーク原油相場(WTI)は1.05%安の60米ドル99セント。金相場は0.05%安の1317米ドルでした。


NY時間01日 午後4時、東京時間02日午前6時時点の状況です。


 [March 01, 2018]  No 031843849

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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