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2018/02/17マーケット: 来週、円高基調続くか

「米ドル堅調」

16日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。

米ドルは対円で一時105円台半ばまで下落しましたが、ニューヨーク時間の後半に下げを消しました。米10年債利回りは低下しました。

アメリカの1月の輸入物価が予想以上に上昇しました。

ユーロは軟調でした。対米ドル、対円で下落しました。同様に英ポンドも売られました。

新興国通貨はまちまち。トルコリラは対米ドル、対円で堅調に推移しました。南アフリカランドは小動きでした。政権交代を好感したランド買いが一服しました。

資源国通貨は軟調でした。カナダドルが下落しました。豪ドルとNZドルも、それぞれ対米ドル、対円で安く取引されました。

「通商問題」

来週月曜日はアメリカが休場。カナダも祝日。中国の春節も影響して薄商いになることが予想されます。アメリカの経済指標は薄めですが、21日にFRB会合(FOMC)の議事録が発表されます。材料になる可能性があります。

アメリカのトランプ大統領が、貿易赤字が大きい日本などからの輸入品に対し相互税を導入する可能性を示唆しています。トランプ政権は先月、太陽光パネルと洗濯機に緊急輸入制限を発動しています。貿易におけるトランプ政権の動きが外国為替相場に影響するかもしれません。

ロイタージャパンは、来週の外国為替マーケットでは、アメリカの株式の動向や通商関連の言動が警戒されていると伝えました。米ドル/円が早期に底打ちする気配はなく、米ドル安トレンドが転換する可能性はなさそうだとしています。レンジは、米ドル/円が105円〜108円、ユーロ/米ドルは1.2300米ドル 〜1.2600米ドルと予想しました。

貿易加重平均や実質実効為替レートが円安水準を示していることも、円高基調が当面続くとの見方の背景との指摘があります。

また、RBCのストラテジストは、日本の投資家が2週連続で海外の債券を売り越していて、このところの円高は投機的なものだけではないとマーケットウォッチにコメントしました。

一方、BKアセットマネージメントのストラテジストは、米10年債利回りが3%に向かえば、米ドルが対円で再び売られる可能性があるとコメント。ただ、16日の値動きは、105円台半ばを底に米ドル/円が上昇することを示唆しているとしています。

今週は、南アフリカランドの上昇が目立ちました。来週21日に財務省が公表する予算案が目先の材料になりそうです。ポンドスターリングライブは、ズマ大統領の辞任を受けたランドの上昇が終わりに近づいているとの見方が多いと伝えました。

「ダウ、6日続伸」

16日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。DAXは105ポイント高、FTSEは59ポイント上げました。

ニューヨーク株式相場は小幅高。モラー特別検察官がハッキングで選挙を妨害したとしてロシア人13人を訴追したことが影響、上げ幅がやや縮小。ダウは6日続伸しました。S&P500はほぼ横ばい。ナスダックは小幅安でした。

ニューヨーク原油相場(WTI)は0.55%高の61米ドル68セント。金相場は0.07%高の1356米ドルでした。

NY時間16日 午後4時、東京時間17日午前6時時点の状況です。

米国時間19日月曜日は「プレジデンツ・デー」のため連邦祝日。お休みし、20日(日本時間の21日朝)に再開します。
[February 16, 2018]  No 031843841

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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