2分でわかるアメリカ

2018/02/14マーケット: 円全面高、米ドル軟調

「ユーロ堅調」

13日の欧米の外国為替マーケットでは、円が全面高でした。

安倍首相らの発言で日銀の黒田総裁の再任が不透明になったこと、日銀が量的緩和の縮小する方向との観測などが円買いの背景。

米ドルは対円で心理的な節目の108円を割り、一時107円40銭近辺まで売られました。2017年9月につけた安値(107円30銭)が意識されました。 アメリカの財政赤字が拡大する見通しも米ドル売り円買いにつながりました。米10年債利回りは低下しました。

14日に発表されるアメリカの消費者物価指数が米ドル/円に影響する可能性があります。

ユーロは対米ドルで続伸。対円では反落しました。

英ポンドは対米ドルで小幅高、対円で150円を割りました。イギリスの1月の消費者物価指数は前年比で3%上昇、予想を上回りました。生産者物価指数は予想を下回りました。

南アフリカランドは対米ドルで売りが先行しましたが、後半の取引で下げを消しました。対円で軟調でした。与党から正式に辞任を求められたズマ大統領の対応が注目されています。

トルコリラは対米ドルで小幅安。クロス取引の対円相場は大幅安でした。

資源国通貨は軟調でした。カナダドルと豪ドルが安く取引されました。NZドルは対米ドルで小幅高、対円で下落しました。

「ダウ、続伸」

13日のヨーロッパの株式相場は下落しました。DAXは86ポイント安。FTSEは9ポイント下げました。

ニューヨーク株式マーケットは売りが先行しましたが、後半に上げに転じました。上昇していた恐怖指数のVIXが低下に転じ、米10年債利回りが低下したことで安心感が広がりました。金融株とテクノロジー株が堅調でした。ダウは一時100ポイント超上げましたが、取引最後の10分で急速に上げ幅を縮めました

ニューヨーク原油相場(WTI)は0.17%安の59米ドル19セント。金相場は0.30%高の1330米ドルでした。

NY時間13日午後4時、東京時間14日午前6時時点の状況です。

[February 13, 2018]  No 031843838

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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