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2018/02/10マーケット: 来週の米ドルとNYダウ、どう動くか

「英ポンド安い」

9日の欧米の外国為替マーケットでは、円と米ドルが堅調でした。

ニューヨーク株式相場は引き続き不安定。リスク回避で円が買われました。米ドルは対円で一時108円ちょうど近辺まで売られました。終盤の取引で、米国債利回りが低下から上昇に転じ、ニューヨーク株式相場が上げに転じたことを受け、米ドルは下げ幅をほぼ消しました。

英ポンドの下げが目立ちました。対米ドルで大幅安。対円では一時150円を割りました。イングランド銀行のタカ派姿勢を受けた上昇の反動で利益確定の売りが増えました。イギリスの鉱工業生産が弱い内容だったことも英ポンド売りにつながりました。

ユーロは対米ドル、対円で小幅安でした。

新興国通貨はまちまち。南アフリカランドは対米ドル、対円で反発。トルコリラの対円相場はほぼ横ばいでした。

原油を含めコモディティ価格が下落。 カナダドルは対米ドルで小幅安、対円で小幅続落しました。

豪ドルとNZドルは軟調に推移しましたが、終盤に安定しました。

「NY株と利回りに注目」

来週の外国為替マーケットは、引き続きニューヨーク株式相場と米国債の利回りに敏感な展開になりそうです。アメリカの経済指標では、14日の消費者物価指数と小売売上高が注目です。

ロイタージャパンは、株安や金利高が続けばリスクオフ的に円やスイスフランが上昇、これまで買われてきたユーロや英ポンドが売られやすくなるとの声が出ていると伝えました。来週のレンジは、米ドル/円が108円〜111円、ユーロ/米ドルが1.2100 〜1.2400と予想しました。

スコシアバンクは、リスク回避局面での円の上昇が限定的だとした上で、14日発表の日本のGDP速報値が円相場に影響しそうだとコメントしました。日米の利回り格差が拡大、ファンダメンタルズ的には円にネガティブだとしています。

このところ、ユーロの下落が目立ちます。BKアセットマネージメントのストラテジストは、ユーロの対米ドル相場が1.22台で落ち着く可能性があるとコメントしました。米ドル/円については、株式相場が一段安になれば、108円を割って米ドル安円高が進む可能性があるとしています。落ち着いた場合も、米ドルが値を戻すのに2、3週間かかるかもしれないとしています。

ニューヨーク株式マーケットのダウについては、引き続き不安定な展開が続くとの見方が多いです。米国債利回りの他、恐怖指数であるVIXに敏感な相場が続く可能性があります。

平昌冬季オリンピックが始まりました。中国などでは15日から旧正月になることからアジアが薄商いとなり、相場の振れが大きくなるとの指摘があります。

「ダウ、荒い値動き続く」

9日のヨーロッパの株式相場は大幅安。DAXは152ポイント安。FTSEは78ポイント下げました。

ニューヨーク株式マーケットでは、1日を通して荒い値動きが続きました。ダウの変動幅は850ポイント以上。一時41まで上昇した恐怖指数のVIXが終盤に29まで急低下、心理が改善しました。ダウは330ポイント高、もしくは1.38%上昇して取引を終えました。週間ベースでは約5%下げました。

ニューヨーク原油相場(WTI)は 3.19%安の59米ドル20セント。金相場は0.25%安の1315米ドルでした。

NY時間09日 午後4時、東京時間10日午前6時時点の状況です。

[February 09, 2018]  No 031843836


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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