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2018/02/09マーケット: また大荒れ、円全面高

「新興国通貨安い」


8日の外国為替マーケットは、大きく振れました。米国債利回りとニューヨーク株式相場をにらんだ展開でした。


米ドルの対円相場は109円台半ばで推移していましたが、米国債利回りが上昇しニューヨーク株式相場が大きく崩れたことを受けて米ドルが売られ、円が買われました。米国債利回りの上昇は米ドルのポジティブ要因ですが、このところの利回り上昇は米ドル/円にネガティブに反応することが増えました。この日は典型例。米10年債利回りが2.85%台に上昇、米30年債利回りは3.12%をつけました。円は全面高。リスク回避で安全資産とされるスイスフランも上昇しました。


ユーロは対米ドルでほぼ横ばい。ドイツ連銀のバイトマン総裁は、ユーロ高・株安でも大幅な量的緩和延長の必要はないとの考えを示しました。


イングランド銀行が早期で大幅な利上げを示唆したことを受け、英ポンドは対米ドルで一時1.4%台に乗せました。しかし、株式相場の急落と米国債利回りの上昇を受け、英ポンドは反落しました。英ポンドは対円で一時151円を割りました。


資源国通貨は大幅続落。原油安を受けカナダドルが売られました。アメリカとの利回り格差がほぼなくなったことで、豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドル、対円で下落しました。


新興国通貨も売られました。米国債利回りの上昇、マーケット全体のリスク回避ムードが影響しました。南アフリカランドは対米ドルで下落、対円で大幅に下げました。トルコリラの対円相場も大幅安でした。


「ダウ急落、安値引け」


8日のヨーロッパの株式相場は大幅安。テクノロジー株の下げがきつめでした。DAXは330ポイント(2.62%)下げました。FTSEは108ポイント安でした。


ニューヨーク株式相場は大幅続落。心理が悪化し、恐怖指数であるVIXは33台に急上昇しました。米国債利回りの上昇を嫌気しました。ダウは取引終了間際に下げ幅を拡大、2万4000を割りました。1000ポイント(4%)超下げました。この日の安値で取引を終えました。


ウォール街が注視するダウ運輸指数は高値から10%超低下、調整領域に入りました。不安定な相場が当面続くとの見方が少なくありません。個別には、決算が強かったツイッターが大幅高でした。


ニューヨーク原油相場(WTI)は 1.04%安の61米ドル15セント。時間外取引で原油相場はさらに下落しました。 金相場は0.33%高の1319米ドルでした。


NY時間08日 午後4時、東京時間09日午前6時時点の状況です。


[February 08, 2018]  No 031843835

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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