2分でわかるアメリカ

2018/01/30マーケット: 米国債利回り2.7%、米ドル買い

「欧州通貨軟調」


29日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調に推移しました。


トランプ大統領の一般教書演説、FRBの会合(FOMC)、そして、週末にアメリカの1月の雇用統計の発表を控え、米10年債利回りが上昇。一時2.7%台と、2014年4月以来の水準をつけました。米ドルは対円で小幅高。109円ちょうどを挟んだ狭いレンジで推移しました。月末を控えたポジション調整が相場に影響したとの指摘もあります。


ユーロは対米ドルで下落。対円で小幅安でした。プラート理事をはじめ複数のECB幹部のハト派的な発言がユーロ売りを誘いました。


英ポンドは対米ドル、対円で下落しました。イギリスが離脱後に単一市場や関税同盟に残ることを期間限定で認める仕組みについて交渉をはじめることをEUが正式に承認しました。イギリスは3月のEU首脳会議までに決着したい考えですが、交渉が難航する可能性があります。


新興国通貨は軟調でした。全体的な米ドル買い、米国債利回り上昇の影響を受けました。


トルコリラは対米ドルで大幅安。クロス取引の対円相場も安く取引されました。南アフリカランドの対円相場も下落しました。


カナダドルは対米ドルで小幅安。対円では上昇しました。豪ドルも対米ドルで軟調、対円で堅調でした。NZドルは安く推移しました。


「米株反落、VIX上昇」


29日のヨーロッパの株式相場はまちまち。全体的に小動きでした。DAXは15ポイント安。FTSEは5ポイント高でした。


ニューヨーク株式相場は反落。米10年債利回りが 2.7%台に上昇したことが影響しました。終盤に売りが増え、安値で取引を終えました。ダウは今年最大の下げ。iPhone Xの販売が予想を下回りそうだと伝えられたアップルが大幅安でした。


ニューヨーク原油相場(WTI)は0.88%安の65米ドル56セント。金相場は0.89%安の1345米ドルでした。


NY時間29日 午後4時、東京時間30日午前6時時点の状況です。


[January 29, 2018]  No 031843827


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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