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2018/01/27マーケット: 来週の米ドル、さらに振れるか

「円高い」

26日の欧米の外国為替マーケットでは、円が買われました。

日銀の黒田総裁が、ダボス会議で、賃金と物価が緩やかに上昇していて、目標に近づきつつあるとの認識を示しました。マーケットが注目している日銀の出口戦略が意識されました。

米ドルは対円で一時108円30銭近辺まで下落しました。日銀が「黒田総裁はインフレ見通しを修正してない」との声明を発表、黒田発言の火消しに動いたことで、米ドルがやや買い戻されました。米国債の利回りは上昇しました。

ユーロは対米ドルで上昇。対円で軟調でした。

英ポンドも対米ドルで高く、対円で安く取引されました。イギリスの第4四半期のGDP速報値は前期比0.5%増、予想を上回りました。

新興国通貨はやや軟調でした。南アフリカランドの対米ドル相場は小幅安。対円で下落しました。トルコリラの対円相場も下落。29円ちょうどを挟んで推移しました。

原油価格の上昇を受け、カナダドルが対米ドルで上昇。対円では小幅安でした。

豪ドルは堅調、対米ドルで0.81米ドル台に乗せました。対円でも上昇しました。NZドルは、対米ドルで上昇、対円で軟調でした。

「来週は材料豊富」

来週の外国為替マーケットは材料が豊富です。経済指標では、29日のアメリカのコアPCEデフレーターと2日の雇用統計が材料視されています。30日と31日にFRBが金融政策を決める会合(FOMC)を開きます。政策据え置きが予想されていますが、声明で3月の利上げのヒントを示すかが注目。30日のトランプ大統領の一般教書演説およびインフラ計画も材料になりそうです。

来週の外国為替マーケットについてロイタージャパンは、米ドル安トレンドの継続が見込まれていると伝えました。アメリカの重要な経済指標やFOMCを挟んで米ドルが一時的に自律反発する余地も残っているとしています。レンジについては、米ドル/円が108円から110円50銭、ユーロ/米ドルは1.2350米ドル 〜1.2600米ドルと予想しました。

ブルームバーグは、テクニカル分析が米ドルの一段安を示唆していると伝えました。米ドル/円は108円ちょうどまで米ドルの支持線が薄く、米ドル安円高が進む余地があるとしています。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、米ドル/円が110円台に戻すかが鍵だとコメントしました。

スコシアバンクは、ユーロについて、引き続き強気だが、買われ過ぎの領域に入ったとコメントしました。30日発表のユーロ圏のGDP速報値、31日のユーロ圏の消費者物価指数が材料になる可能性があります。

「ダウ、続伸で最高値」

26日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。DAXは41ポイント高、FTSEは49ポイント上昇しました。

ニューヨーク株式相場も上昇。ハネウェルやインテルなど強い決算が相次ぎ、幅広い銘柄が買われました。ダウは続伸し、最高値を更新。S&P500とナスダックも最高値をつけました。

ニューヨーク原油相場(WTI)は0.96%高の66米ドル14セント。金相場は反落、0.79%安の1357米ドルでした。

NY時間26日 午後4時、東京時間27日午前6時時点の状況です。

[January 26, 2018]  No 031843826

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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