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2018/01/06マーケット: 来週の米ドルは、円安続くか

「カナダドル高い」

5日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。

アメリカの雇用統計が予想を下回り、米ドルが一時弱含みました。しかし、直ぐに買い戻されました。FRBの政策の方向を変えるほど雇用が弱くないとの見方が広がったためです。CMEのフェドウォッチによりますと、先物相場は3月利上げの確率が約70%あることを示しています。

米ドルは対円で上昇。113円台に乗せました。米国債の利回りが上昇、米ドル買いを誘いました。

ユーロは対米ドルで反落しました。ただ、下げ幅は限定的。対円では小幅高で136円台前半から半ばで取引されました。

英ポンドは続伸。対円では153円台半ばに上昇しました。

新興国通貨はまちまち。南アフリカランドは対米ドルで小幅安。対円相場はほぼ横ばいでした。

トルコリラは対米ドルで小幅高。対円で続伸しました。

カナダドルは高く取引されました。カナダの雇用統計が予想を大幅に上回り、対米ドル、対円で大幅高でした。

豪ドルとNZドルはそれぞれ対米ドル、対円で上昇しました。

「米ドル安、円安基調続くか」

来週の外国為替相場は、2018年1週目の基調が続くかが注目です。年初から米ドルと円の両方が売られやすい展開が続いています。アメリカの経済指標では12日発表の消費者物価指数と小売売上高が材料になる可能性があります。北朝鮮やイランなど地政学リスク、ロシア疑惑の新展開があれば相場に影響しそうです。アメリカ議会が来週再開します。

ロイタージャパンは、来週の外国為替マーケットについて、世界的な株高を背景にリスクオンムードが続けば、米ドルと円の両方が売られやすく、ユーロが上昇しそうだとの見通しを伝えました。レンジは、米ドル/円が111円50銭〜113円50銭、ユーロ/米ドルは1.1950ドル 〜1.2250ドルと予想しました。

スコシアバンクは、円相場について、日米の短期国債の利回り格差が広がっていて、リスク選好ムードも手伝って円売り圧力が続きそうだとコメントしました。

ブルームバーグは、米ドル安が当面続くと多くのアナリストが予想していると伝えました。オプション市場も今後6カ月の米ドル安を示唆していると解説しました。ただ、BNPパリバのアナリストは、米ドルがいずれ対ユーロで1.15ドル、対円で115円まで買われると予想。ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのアナリストは金利格差を材料に米ドル高を予想していると伝えました。

見方が分かれていますが、米ドルの方向が新興国と資源国通貨に大きく影響する可能性があります。

トルコリラが今週堅調に推移しました。11日発表のトルコの経常収支、イラン情勢とアメリカとの関係が来週のトルコリラの材料になるとみられます。

ポンドスターリングライブによりますと、ドイツ銀行のストラテジストは、ユーロの対米ドル相場が年内に1.30に向けて上昇すると予想しました。来週は、8日のユーロ圏の小売売上高、11日の鉱工業生産が材料になりそうです。

「NYダウ続伸」

5日のヨーロッパの株式相場は大幅続伸。DAXは151ポイント高。FTSEは28ポイント上げました。ニューヨーク株式相場も続伸。ダウ、S&P500、ナスダックが最高値を更新しました。ダウを押し上げているボーイングが一段高になりました。

ニューヨーク原油相場(WTI)は反落。終値は0.92%安の61米ドル44セント。金相場は0.05%高の1322米ドルでした。

NY時間05日 午後4時、東京時間06日午前6時時点の状況です。

 [January 05, 2018]  No 031843812

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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