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2017/12/23マーケット: 来週の円相場、大きく振れるか

「ユーロ軟調」

22日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロが軟調でした。

スペインのカタルーニャ州議会選で独立支持派が過半数を獲得、混乱が長期化するとの懸念が強まりました。

ユーロは対米ドル、対円で下落しました。クリスマス連休を直前に控え、薄商いだったことが振れを大きくしたとの指摘がありました。英ポンドも対米ドル、対円で軟調でした。

国連安保理が北朝鮮に新たな制裁を決議しましたが、反応薄でした。

米ドルは対円でほぼ横ばい。米国債は小動きでした。

新興国通貨は高く取引されました。南アフリカランドは対米ドルで大幅高、対円で上昇しました。トルコリラは対米ドル、対円で小幅高でした。

資源国通貨は続伸しました。カナダの月次GDPが予想を下回りましたが、カナダドルは小幅高で推移しました。 先物相場は、カナダ中銀が来年3月に利上げする確率が75%あることを示唆しています。

豪ドルとNZドルは、対米ドル、対円で続伸しました。

「薄商いで相場急変も」

来週月曜日は、日本を除き主要国がクリスマスで祝日。26日火曜日も、イギリス、カナダ、豪・NZ、南アなどコモンウエルスが「ボクシングデー」で休場となります。週半ばに再開しますが、閑散取引になりそうです。相場に大きく影響しそうな重要イベントや経済指標の発表がありません。

BKアセットマネージメントのストラテジストは、今週は資源国通貨の上昇が目立ったが、来週は静かな展開になりそうだとコメントしました。英ポンドは今後、不安定になる可能性があるとしています。

ロイタージャパンは、来週の外国為替相場について、手掛かり難で方向感に乏しい展開になる見込みだと伝えました。薄商いで値が振れやすくなるため、相場急変に注意が必要だとしています。レンジは、米ドル/円が112円50銭〜114円20銭、ユーロ/米ドルは1.1800米ドル〜1.1900米ドルと予想しました。2018年については、年後半に円高が進むとの予想が多いとする展望記事を配信しました。

BofAメリルリンチは、2018年の外国為替アウトルックの中で、第1四半期に米ドル高が進みそうだとコメントしました。米ドル/円が122円をつけるかもしれないとしています。ただ、第2四半期以降の米ドルはそれほど強くないとしています。新興国通貨では、トルコリラや南アフリカランドが不安定になりそうだとみています。

スカンジナビア大手のダンスケ銀行は、トルコリラが短期的、中期的に下落すると予想しました。円相場は当面、111円65銭〜114円50銭のレンジで推移しそうだと最新の外国為替見通しでコメントしました。

「米株反落」

22日のヨーロッパの株式相場は下落しました。クリスマス連休を控え短縮取引。DAXは36ポイント安、FTSEは11ポイント下げました。

ニューヨーク株式相場は小幅反落しました。薄商いでした。1日を通し狭いレンジで推移しました。

ニューヨーク原油相場(WTI)は0.19%安の58米ドル47セント。金相場は0.65%高の1278米ドル。いずれも短縮取引でした。

NY時間22日 午後4時、東京時間23日午前6時時点の状況です。

アメリカ東部時間の25日月曜日はクリスマスのため連邦祝日。お休みし、26日(日本時間の27日朝)に再開します。

[December 22, 2017]  No 031843805

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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