2分でわかるアメリカ

2017/12/08マーケット: 米ドル/円高い、ランド安い

「ポンド反発」


7日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。


議会で上下両院の法案すり合わせが始まった税制改革について、「成長への寄与度は小さい」との見方がありました。しかし、ここにきて、経済効果が大きいとの見方が増えてきました。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは2018年の経済見通しの中で、税制改革法が成立した場合の経済効果に強気な見通しを示しました。税制改革が米ドル相場の押し上げ要因になるとの指摘もあります。


トランプ大統領が1月30日の一般教書演説までに大型のインフラ投資計画を発表すると伝えられたことも米ドルの支援材料になりました。


米ドルは対円で上昇しました。米10年債の利回りが上昇に転じたことを受け、終盤に米ドルが一段高。113円台前半に上昇しました。


明日発表のアメリカの11月の雇用統計が注目されています。


ユーロの対米ドル相場は小幅安。対円では133円台に上昇しました。ドイツの社会民主党(SPD)は党大会で、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟との連立協議を進めることを支持しました。


英ポンドは大幅反発。対円では152円台に乗せました。イギリスにおける欧州裁判所の役割についてEU側と合意したとの一部報道が好感されました。懸案のアイルランドとの国境問題について合意が近いとも伝えられ、一段高になりました。


南アフリカランドは対米ドルで大幅安。対円でも軟調。米ドル高基調が影響しました。投資家は、16日に始まる南アフリカの与党ANCの選挙人会議を心配しています。次期大統領を事実上決めることになりますが、行方が不透明です。


トルコリラは対米ドルで小幅安。対円では上昇しました。


カナダドルは対米ドルで軟調、対円で堅調でした。Ivey購買担当者景況感指数が予想を小幅に上回りました。


豪ドルは対米ドルで下落。対円ではほぼ横ばい。オーストラリアの貿易黒字幅が予想以上に縮小したことが影響しました。NZドルも対米ドルで下落。対円でやや軟調でした。


「NYダウ反発」


7日のヨーロッパの株式相場はまちまち。DAXは46ポイント高。FTSEは27ポイント下げました。


ニューヨーク株式相場は上昇しました。テクノロジー株の上昇が目立ちました。ダウは反発、ナスダックは3日続伸。
ニューヨーク原油相場(WTI)は1.30%高の56米ドル69セント。金相場は1.03%高の1253米ドルでした。


NY時間07日 午後4時、東京時間08日午前6時時点の状況です。


[December 07, 2017]  No 031843794

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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