2分でわかるアメリカ

2017/11/30マーケット: ポンド大幅高、米ドル/円上昇

「ユーロ堅調」


29日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドの上昇が目立ちました。


ブレグジット(イギリスのEU離脱)に伴う清算金の支払いで合意する可能性があると一部で伝えられたことが材料視されました。英ポンドは対米ドルで上昇、対円で150円台前半まで急上昇しました。


ユーロも対米ドル、対円で高く取引されました。ドイツの11月の消費者物価指数が予想以上に伸びました。ECB理事のドイツ連銀のバイトマン総裁は、ECBが成長見通しを引き上げる可能性を示唆しました。


米ドルは対円で上昇しました。一時112円台まで米ドルが買われました。アメリカの第3四半期のGDPが上方修正されたこと、アメリカの中古住宅仮契約指数が強かったこと、イエレン議長が議会証言で利上げの継続を示唆したことなどが背景。米国債の利回りが上昇、米ドル買いを誘いました。


ベージュブックと呼ばれるFRBの地区連銀報告は、物価上昇圧力が高まったとの認識を示しました。


新興国通貨は対米ドルで小動き。南アフリカランドは対米ドルで横ばい、対円で続伸しました。


トルコリラも対米ドルでほぼ横ばい。対円相場は反発しました。


原油価格が下落。原油価格に敏感なカナダドルは対米ドルで軟調でしたが、対円では堅調でした。


NZドルは対円で小幅高。豪ドルは対米ドルで小幅安、対円で小幅高でした。


「NYダウ続伸、ナスダックは大幅安」


29日のヨーロッパの株式相場はまちまち。DAXは2ポイント高。英ポンド高が影響し、FTSEは67ポイント下げました。


ニューヨーク株式マーケットでは、明暗が分かれました。ダウは続伸し、最高値を更新しました。反面、ナスダックは大幅安でした。S&P500はほぼ横ばいでした。


ニューヨーク原油相場(WTI)は1.2%安の57米ドル30セント。金相場は1%安の1286米ドルでした。


NY時間29日 午後4時、東京時間30日午前6時時点の状況です。


[November 29, 2017]  No 031843788

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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