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2017/11/23マーケット: 米ドルに幅広い売り、円全面高

「トルコリラ最安値後にやや戻す」


22日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが幅広く売られました。


アメリカの民間設備投資の先行指標とされるコア資本財の受注が前月比でマイナス0.5%と、2016年9月以来の大きな落ち込みを記録しました。また、ミシガン大学の消費者信頼感指数が予想を下回りました。


FRBが議事録で低インフレへの懸念をやや強めたことを受け、米ドルが一段安になりました。


米ドルは対円で112円を割り、111円台前半まで売られました。米国債利回りが大幅に低下、米ドル売りを誘いました。


テクニカルな動きが円相場を押し上げたとの指摘もあります。円のショート(売り)ポジションが先週、2013年12月以来の高水準を記録しました。円が上昇したことで、ポジション調整が進みました。アメリカの感謝祭を控えた薄商いが、相場の振れを大きくした可能性があります。米ドルは対スイスフランでも大幅安でした。


ユーロは対米ドルで上昇、1.18台前半まで買われました。ユーロは対円では軟調。ユーロ圏の消費者信頼感指数は、2001年1月以来のプラス圏に改善しました。


英ポンドも対米ドルで上昇しました。イギリスのハモンド財務相が財政報告を発表、今後5年の成長見通しを下方修正しました。一時英ポンドが売られましたが、買い戻されました。英ポンドは対円では下落しました。


南アフリカランドは対米ドルで上昇、対円ではほぼ横ばいでした。明日23日の南アフリカ中銀の金融政策委員会に注目です。


トルコリラは対米ドルで売りが先行、一時3.9826まで下落し最安値を更新しました。米国債利回り低下を受けて買い戻され、上昇に転じました。対円ではほぼ横ばい。ロイターは、日本の個人投資家が値ごろ感からトルコリラを買っていると伝えました。「日本人の買いがトルコリラのクラッシュを押しとどめている」との見方があるとしています。


原油価格が上昇、原油に敏感なカナダドルが対米ドルで堅調でした。対円では安く取引されました。


豪ドルとNZドルは、それぞれ対米ドルで堅調、対円で軟調でした。


「NYダウ反落」


22日のヨーロッパの株式相場はまちまち。DAXは大幅反落。終値は152ポイント安でした。FTSEは7ポイント上昇と、小幅ながら高く取引を終えました。


ニューヨーク株式相場は反落。弱い経済指標が影響しました。ブラックフライデーを控え小売株が堅調でした。ナスダックは小幅高でした。


ニューヨーク原油相場(WTI)は2.1%上昇、2年半ぶりの高値である58米ドル02セントで取引を終えました。金相場は0.82%高の1292米ドルでした。


アメリカ時間23日(日本時間24日朝)はサンクスギビングデー(感謝祭)で祝日。お休みし、24日に再開します。


NY時間22日 午後4時、東京時間23日午前6時時点の状況です。


[November 22, 2017]  No 031843784


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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