2分でわかるアメリカ

2017/11/15マーケット: ユーロ急上昇、トルコリラ続落

「ポンド堅調」


14日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロが目立って上昇しました。


ドイツの第3四半期のGDP速報値は前期比で0.8%増加、前期の0.6%から伸びが加速しました。予想の0.6%増を上回りました。ドイツ統計庁は、第1四半期の成長率をこれまでの0.7%増から0.9%増に修正、これにより市場全般の経済見通しが上方修正される可能性が高まりました。


ユーロ圏の第3四半期のGDP改定値は前期比0.6%増、前年比は2.5%増でした。アメリカの2.3%増を上回りました。ドイツがけん引、イタリアなどでも回復の兆しが出ています。


ユーロは対米ドルで急上昇。一時1.18台に乗せました。対円では133円台後半までユーロが買われました。


英ポンドも上昇しました。イギリスの消費者物価指数は前年比3.0%上昇と、予想の3.1%を小幅に下回りましたが、英ポンドは堅調に推移しました。イングランド銀行のカンリフ副総裁は、利上げの前に賃金が上昇していることを確認したいと述べました。


米ドルは対円で小幅安。米国債利回りが低下、米ドル売りを誘いました。アメリカの生産者物価指数は予想を小幅に上回りました。15日発表の消費者物価指数が注目されています。


トルコリラは続落。クロス取引の対円相場は一時29円を割りました。トルコリラ相場が不安定になっていますが、トルコの中央銀行は為替変動リスクをモニターする法人向けのツールを導入する方針です。キリムチ中銀副総裁がアナドル通信に語ったものです。


南アフリカランドは対米ドル、対円で反発しました。


カナダドルは対米ドルでほぼ横ばい。対円で軟調でした。


豪ドルはまちまち。NZドルは軟調でした。中国の弱い経済指標が影響しました。


「NYダウ続落、GE売り止まらず」


14日のヨーロッパの株式相場は下落しました。鉱山株の下げが目立ちました。DAXは40ポイント安。FTSEはほぼ横ばいでした。


ニューヨーク株式相場は続落。ダウ構成銘柄のGEが業績懸念で大幅続落、指数を押し下げました。ダウは一時168ポイント下げましたが、後半に下げ幅を縮めました


ニューヨーク原油相場(WTI)は1.87%安の55米ドル70セント。金相場は0.31%高の1282米ドルでした。


NY時間14日 午後4時、東京時間15日午前6時時点の状況です。


[November 14, 2017]  No 031843778


※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

NOTE

このレポートは、Market Editors が信頼に値すると判断した情報を基に作成されています。あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負うものではありません。投資に関しましては、投資家ご自身の判断に基づき決定してください。無断転載や引用を禁じます。

Market Editors
【データ提供】

PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

バックナンバー

「日刊2分でわかるアメリカ(2分でアメリカを見る)」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ