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2017/11/08マーケット: 資源国通貨軟調、トルコリラ安い

「米ドル堅調」


7日の欧米の外国為替マーケットでは、全体的に米ドルが堅調でした。


ユーロは対米ドルで1.16を割りました。対円では131円台後半に下落しました。ユーロ圏の9月の小売売上高は予想を小幅に上回りました。一方、ドイツの9月の鉱工業生産指数は予想以上に低下しました。FRBとECBの金融政策の温度差が意識されました。


英ポンドの対円相場は小幅高。150円ちょうど近辺で推移しました。


米ドルは対円で一時114円30銭まで上昇しましたが、上値の重さが意識されました。米ドルはその後、対円で一時小幅安に転じた後、じわりと値を戻しました。米国債の利回りは小幅ながら低下しました。


トルコリラは対米ドルで大幅下落、3.89台で取引されました。対円相場は29円台前半まで売られました。前日のトルコリラは、トルコの中銀が外貨の流動性を高める措置を発表、アメリカがトルコ人へのビザ(査証)発給を一部再開したことで前日にトルコリラが上昇しました。しかし、7日の取引では、トルコリラが大幅反落しました(詳細は本日のスポットコメント「トルコリラが対米ドル最安値に接近、トルコと米国の鍔迫(つばぜ)り合いが続く」をご参照ください)。


新興国通貨は全体的に安く、南アフリカランドも対米ドル、対円で下落しました。


資源国通貨も軟調でした。カナダドルは対円で一時89円ちょうど近辺まで下落しました。カナダ中銀のポロズ総裁は講演で、利上げに慎重な姿勢を示しました。


豪ドルは対米ドル、対円で売られました。オーストラリア中銀は政策金利を据え置きました。GDP見通しを下方修正しなかったことで豪ドルが一時上昇しました。しかし、対米ドルで節目の0.77を前に上値が重く、下げに転じました。アメリカの金利が上昇基調にあり、豪ドルは上値の重い展開が続くとの見方が優勢です。


NZドルも下落。大手組合フォンテラが主導する乳製品のオークションが低調でした。GDT価格指数が3.5%低下しました。


「米株まちまち」


7日のヨーロッパの株式相場は下落しました。弱めの決算発表が相次ぎ、影響しました。DAXは89ポイント安、FTSEは49ポイント下げました。


ニューヨーク株式相場はまちまち。ダウは小幅高で最高値を更新。S&P500はほぼ横ばい。ナスダックは下落しました。小売大手各社が大幅に下落した一方、業界再編への期待でメディア株が堅調でした。


ニューヨーク原油相場(WTI)は反落しました。アメリカのシェールオイル増産見通しが重石となり、0.26%安の57米ドル20セントで取引を終えました。金相場は0.45%安の1275米ドルでした。


NY時間07日 午後4時、東京時間08日午前6時時点の状況です。


[November 07, 2017]  No 031843773

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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