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2017/11/04マーケット: 来週の米ドル上値追うか、それとも

「米ドル堅調」

3日の欧米の外国為替マーケットでは、米ドルが堅調でした。

雇用統計は強弱感が入り混じりましたが、ISM非製造業景況指数と製造業新規受注が予想を上回りました。

ロイターによりますと、JPモルガンチェースは、FRBが来年4回、利上げすると予想しました。当初は3回の利上げを見込んでいました。

米ドルの対円相場は、雇用統計発表直後に113円50銭近辺まで売られましたが、すぐに買い戻されました。114円10銭〜20銭近辺で取引されました。米国債の利回りは低下、米ドルの上値を抑えました。

ユーロは軟調。対米ドル、対円で下落しました。

英ポンドは反発。イギリスのサービス部門の購買担当者景気指数が半年ぶりの高水準でした。

トルコリラは急落しました。イランのマネーロンダリングにトルコ政府が関与したとの報道が大きく影響しました。

南アフリカランドも下落。マーケット全体の米ドル高が影響しました。

カナダドルは高く取引されました。原油価格の大幅高が支援材料となりました。

豪ドルは下落。オーストラリアの9月の小売売上高が予想を大幅に下回ったことを受けたものです。NZドルはほぼ横ばいでした。

「北朝鮮問題」

来週のアメリカの経済指標は薄め。米ドル高基調が続くとの見方が優勢です。株高基調が継続、米国債利回りが上昇傾向にあり、米ドルを下支えするとみられています。

ただ、トランプ大統領のアジア歴訪、北朝鮮の動き次第で投資家心理が悪化する可能性が指摘されています。8日に予定されているトランプ大統領の韓国の国会での演説が注目されています。また、アジア歴訪中に、貿易問題に関連してトランプ大統領が通貨に言及する可能性もあります。

来週の米ドル/円については、114円30銭〜50銭の節目を超えて115円を目指すかが注目です。チャートでは、115円を超えれば、次の節目は115円半ば。下値は113円ちょうど近辺にあることを示唆しています。北朝鮮が新たな軍事的挑発に動いた場合は、113円を割るとの指摘もあります。

スコシアバンクは、日米の2年国債の利回り格差が金融危機後の最大水準にあり、円が軟調に推移しそうだとコメントしました。

来週は、オセアニアの2つの中銀が金融政策を発表します。オーストラリア中銀は7日の会合で、1.5%の政策金利を据え置くとの予想がコンセンサス。ニュージーランド中銀は9日に1.75%の政策金利を維持するとみられています。いずれも声明のトーンが注目されていて、相場に影響しそうです。

今週は英ポンドの振れの大きさが目立ちました。来週後半、ブレグジットの交渉担当が会合を予定していて、英ポンド相場に影響する可能性があります。

「NYダウ、連日の最高値」

3日のヨーロッパの株式相場は小幅高でした。DAXは37ポイント高。FTSEは5ポイント上昇しました。

ニューヨーク株式相場は続伸。強気の業績見通しを受けアップルが大幅上昇、指数を押し上げました。ダウは連日の最高値。S&P500とナスダックも最高値で取引を終えました。

ニューヨーク原油相場(WTI)は2.02%高の55米ドル64セント。金相場は0.70%安の1269米ドルでした。

ビットコインは一時7454米ドルまで上昇、最高値を更新しました。終値は7295米ドルでした。

NY時間03日 午後4時、東京時間04日午前5時時点の状況です。

[November 03, 2017]  No 031843771


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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