2分でわかるアメリカ

2017/11/01マーケット: 期待でポンド高、カナダドル安い

「オセアニア通貨軟調」

31日の欧米の外国為替マーケットでは、英ポンドの上昇が目立ちました。

英ポンドの対円相場は151円ちょうど近辺に上昇しました。EUのバルニエ首席交渉官が、イギリスとの離脱交渉を加速させる意向を示しました。期待感で英ポンドが買われました。イングランド銀行が今週の会合で政策金利を0.25%引き上げるとの予想がコンセンサスになっています。

ユーロは対米ドルでほぼ横ばい。対円で上昇しました。ユーロ圏の第3四半期のGDP速報値は前年比2.5%増、予想を上回りました。

米ドルは対円で一時113円を割りましたが、買い戻されました。後半の取引では、米ドル高水準で推移しました。コンファレンスボードの消費者信頼感指数とシカゴ地区購買部協会景気指数がいずれも予想を上回りました。米国債は小動きでした。

下院共和党が法人税の段階的引き下げを検討していると先に伝えられましたが、トランプ大統領は「それを望まない」と述べました。

トルコリラと南アフリカランドは、対米ドルで軟調、対円でほぼ横ばいでした。

カナダドルは売られました、カナダの9月のGDPが前月比でマイナス0.1%でした。予想を下回りました。

豪ドルは下落しました。オーストラリアの住宅建設許可件数が予想外にマイナスになったことが影響しました。対円では下げ幅を消しました。

NZドルも安く取引されました。新政権が外国人の中古住宅購入を禁止する方向であることがあらためて嫌気されました。

「NYダウ小反発」

31日のヨーロッパの株式相場は小幅高でした。強めの決算が相次いだことが好感されました。DAXは12ポイント高。FTSEは5ポイント上昇しました。

ニューヨーク株式相場は小幅反発しました。FOMCの声明が1日に、FRB次期議長人事が2日に発表される見通しで、積極的な取引が控えられました。ダウとS&P500は、月間ベースで7カ月続伸しました。

ニューヨーク原油相場(WTI)は0.42%高の54米ドル38セント。金相場は0.56%安の1270米ドルでした。

NY時間31日午後4時、東京時間01日午前5時時点の状況です。

[October 31, 2017]  No 031843768

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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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