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2017/10/27マーケット: ユーロ売り加速、トルコリラ沈む

「米ドル堅調」


26日の欧米の外国為替マーケットでは、ユーロの下げが目立ちました。


ECBが必要に応じて量的緩和を延長する可能性を示唆したことが大きく影響しました。ユーロは対米ドルで1.18台から1.16台へ急落しました。対円では132円台後半まで売られました。


英ポンドも売られました。イギリスの小売売上高指数が2009年3月以来の水準に低下しました。対円相場は150円を割りました。


米ドルは対円で114円ちょうど近辺まで上昇しました。米国債利回りが上昇、米ドルを下支えしました。


FRBの次期議長人事は依然として不透明で、投資家が神経質になっています。ポリティコは、トランプ大統領と定期的に協議を行っている関係者の話として、次期議長候補がパウエル理事とスタンフォード大学のテーラー教授に絞られたと伝えました。別の高官筋は、トランプ大統領が毎日考えを変えるため、いずれかの候補に絞るのは安全ではないと話しています。


トルコリラは対米ドルで1.5%超下落しました。トルコの中央銀行が金融政策委員会で全ての政策金利を据え置きました。インフレ率が2桁に上昇、実質金利が1%未満になる中、利上げ期待が一部でありました。エルドアン大統領が利下げを求める政治圧力を強めていて、中銀は動けなかったと受け止められました。失望感が広がり、対円相場は一時30円を割りました。


南アフリカランドの対円相場は8円ちょうど近辺に続落しました。ギガバ財務相の中期予算計画が不評、米ドル高が影響しました。


カナダドルは続落。カナダ中銀が前日の金融政策委員会で追加利上げに慎重な姿勢を示したことが引き続き材料視されました。


豪ドルも続落。対米ドル相場は節目とされた0.77を割りました。対円は87円台前半で取引されました。


NZドルは、新政権の保護主義的な政策に対する懸念で軟調に推移しました。


「NYダウ反発」

26日のヨーロッパの株式相場は上昇しました。ECB理事会が量的緩和の縮小を決めたものの、予想より慎重だったことが好感されました。DAXは179ポイント高。FTSEは39ポイント上昇しました。

ニューヨーク株式相場は反発しました。フォードやツイッターなどが強い決算を発表、心理が改善しました。税制改革への期待が株価を下支えしました。テクノロジー株はまちまち、ナスダックは小幅安でした。

ニューヨーク原油相場(WTI)は0.88%高の52米ドル64セント。金相場は0.73%安の1269米ドルでした。

NY時間26日 午後4時、東京時間27日午前5時時点の状況です。

[October 26, 2017]  No 031843765


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PROFILE

松島 新(まつしま あらた)氏

執筆者

昭和60年慶大卒後、テレビ東京入社。
ブリュッセル、モスクワ、ニューヨーク支局長、「ワールド・ビジネス・サテライト」担当。
平成13年ソニー入社後、CEO室、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカのバイスプレジデントなど歴任。
現在、金融情報サービス会社Market Editorsにて、エグゼクティブエディター(ジャーナリスト)として情報提供に携わる。ロサンゼルス在住。

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